【AWS】『AWS』を超分かりやすく【新感覚Study】

aws

アバンタイトル

IT分野は範囲がとても広いです。そのため、過去問を解いていると1ページに何個も理解できない単語が出てきます。それを一気に理解しようとするのはとても骨が折れるし、やる気も続きません。

しかし、そんな時は1周まわって1つのことに徹底集中してみるのはどうでしょうか?覚えなきゃいけないことが沢山あると、終わりが見えずモチベーションが続きません。

でも、「今日はこの1つをマスターしよう!」と1つにフォーカスすればゴールが見えて、集中力も続くようになります。また、一点集中型なので理解力も深まり応用も効くようになります。

ということで、当サイトでは1点集中をコンセプトに解説を展開しています。勉強法が定まっていなかったり悩んでいる方は是非、続きをご覧になってみてはいかかでしょうか?

はじめに

今回もハッカーに近づく中二病心ちゅうにびょうごころを刺激するワードを取り扱います。それがAWS(Amazon Web Services)です。

今回学ぶこのフレーズに対しては、「難しそー」とか「役に立つの?」といった思考は一旦おいといて「ただかっこいいから知りたい!」というシンプルな思考でStudyしていってほしいです。

そのためにこの記事では、初心者にも超分かりやすく解説していきます。ただの試験対策、ただの退屈な勉強、という感覚ではなく、「人前でこのフレーズを連呼してる自分を想像したら胸がわくわくする」みたいな、そういう軽い気持ちを軸としてStudyしていきましょう(笑)!

【ここで扱う疑問】

  1. AWSの大枠は?
  2. そもそもクラウドコンピューティングサービスってなに?
  3. クラウドコンピューティングサービスのメリットは?
  4. クラウドコンピューティングサービスのデメリットは?
  5. AWSならではのメリットは?
  6. AWSならではの弱点は?
  7. スケーラビリティってなに? 
  8. AWS以外のクラウドサービスは?
  9. ベンダーロックインってなに?

AWSの大枠を教えて! 1/9

Answer

AWS(Amazon Web Services)を一言でいうと、『Amazonが提供するクラウドコンピューティングサービスの総称』です。

では、今回はこの表現を軸にAWSに抱いているモヤモヤを解消していきましょう!

そもそもクラウドコンピューティングサービスってなに? 2/9

クエスチョン question

クラウドコンピューティングサービスは、インターネットを通じてコンピュータのリソース(サーバー、ストレージ、データベース、ネットワークなど)を提供するサービスです。自分でサーバーを購入して管理するのではなく、必要な時に必要なだけリソースを借りることができます。

クラウドコンピューティングサービスのメリットは? 3/9

クエスチョン question

クラウドコンピューティングサービスには多くのメリットがあります。以下に、それぞれの詳細を説明します。

  1. コスト効率:
    • 初期投資が不要で、使った分だけ支払う従量課金制です。
    • ハードウェアの購入、設置、保守が不要なため、運用コストも削減できます。
  2. スケーラビリティ:
    • リソースを必要に応じて簡単に増減できるため、ビジネスの成長やアクセスの増減に柔軟に対応できます。
    • オートスケーリング機能により、需要に応じたリソース管理が自動化されます。
  3. 迅速なデプロイ:
    • 新しいインフラやアプリケーションを迅速に展開できます。
    • 開発とテスト環境を短時間でセットアップでき、開発サイクルを加速します。
  4. 高可用性と災害復旧:
    • クラウドプロバイダーはデータセンターを冗長化し、障害時のデータ保護と迅速な復旧を提供します。
    • 自動バックアップやスナップショット機能を利用して、データの安全性を確保できます。
  5. アクセスの容易さ:
    • インターネット接続さえあれば、どこからでもアクセスできます。
    • リモートワークやモバイルワークが容易になります。
  6. セキュリティ:
    • クラウドプロバイダーは高度なセキュリティ対策を講じており、多くのセキュリティ認証を取得しています。
    • データ暗号化やアクセス管理機能を利用して、データの安全性を確保できます。

クラウドコンピューティングサービスのデメリットは? 4/9

クエスチョン question

では、今度は逆にデメリットを見ていきましょう!

  1. 依存性:
    • クラウドプロバイダーに依存することになり、サービス停止や障害が発生すると影響を受けます。
    • プロバイダーの価格変更やサービス内容の変更にも左右される可能性があります。
  2. データプライバシーとセキュリティの懸念:
    • データを外部のプロバイダーに預けるため、プライバシーやセキュリティに対する懸念が生じます。
    • 規制やコンプライアンス要件に対応するために追加の対策が必要な場合があります。
  3. ネットワーク依存性:
    • クラウドサービスへのアクセスにはインターネット接続が必須です。ネットワークの遅延や接続障害が業務に影響を与える可能性があります。
    • 高速かつ安定したインターネット接続が求められます。
  4. コストの予測困難性:
    • 使用量に応じた従量課金制のため、予想以上の使用でコストが増加するリスクがあります。
    • リソースの利用状況を適切に管理しないと、無駄なコストが発生する可能性があります。
  5. カスタマイズの制限:
    • 一部のクラウドサービスはカスタマイズ性に制限があり、特定の要件に対応できない場合があります。
    • 特に特殊なハードウェアやソフトウェアの要求がある場合、クラウド環境では対応が難しいことがあります。

AWSならではのメリットは? 5/9

クエスチョン question

先ほどまでは一般的なクラウドコンピューティングサービスのメリット・デメリットを紹介しました。では、次にクラウドコンピューティング全般のメリット・デメリットと比較しつつ、AWSならではの強みを見ていきましょう!

  1. 豊富なサービスラインナップ
    • AWSは200以上のサービスを提供しており、ほぼあらゆるニーズに対応できます。
    • 例:機械学習(Amazon SageMaker)、ビッグデータ分析(Amazon EMR)、IoT(AWS IoT Core)など、他のプロバイダーにはない多様なサービスがあります。
  2. グローバルなインフラストラクチャ
    • AWSは世界中に広がる24のリージョンと76のアベイラビリティゾーン(2024年現在)を持っています。
    • これにより、低遅延、高可用性、災害復旧のための広範なサポートを提供できます。
  3. セキュリティとコンプライアンス
    • AWSは数多くのセキュリティ認証(ISO 27001、SOC 1/2/3、PCI-DSSなど)を取得しており、セキュリティ対策が高度です。
    • データ保護のための各種ツール(暗号化、アクセス制御、ログ監視など)が提供されています。
  4. コスト管理ツール
    • AWS Cost ExplorerやAWS Budgetsなどのツールを利用して、コストの可視化と管理が容易です。
    • リザーブドインスタンスやスポットインスタンスを利用して、コストをさらに最適化できます。
  5. イノベーションと技術リーダーシップ
    • AWSはクラウドコンピューティングのパイオニアであり、常に新しいサービスや機能を導入しています。
    • 例:AWS Lambda(サーバーレスコンピューティング)、Amazon ECS/EKS(コンテナオーケストレーション)など。

p.s.他のクラウドコンピューティングサービスの強みなどはおまけに記しています。

AWSならではの弱点は? 6/9

クエスチョン question

AWSは多くの強みを持っていますが、他のクラウドコンピューティングサービスと比較した際の弱点や課題もいくつか存在します。以下にその主な点を挙げます:

  • コスト構造の複雑さ:
    • AWSの価格体系は非常に複雑で、多数のサービスと料金プランがあり、適切なコスト管理が難しいことがあります。
    • コスト管理ツール(AWS Cost ExplorerやAWS Budgets)が提供されていますが、それでも適切な予算管理を行うには専門知識が必要です。
  • 高コスト:
    • 特にリザーブドインスタンスやスポットインスタンスを活用しない場合、オンデマンド料金が高くなることがあります。
    • 競合他社と比較して、特定のサービスや利用パターンではコストが高くなることがあります。
  • 高額なサポートプラン:
    • AWSのサポートプラン(Basic、Developer、Business、Enterprise)は、多くの企業にとって高額です。
    • 特に、24/7のサポートや高度な技術支援が必要な場合、サポートコストが大幅に増加する可能性があります。
  • 依存性の高まり:
    • AWSのサービスやAPIに深く依存することで、他のクラウドプロバイダーに移行するのが難しくなります。
    • ベンダーロックインが発生し、移行コストやリスクが増加する可能性があります。
  • 複雑な管理コンソール:
    • AWSマネジメントコンソールは非常に多機能ですが、その分操作が複雑で初心者にとっては扱いづらいことがあります。
    • 多数の設定項目やサービスが存在し、学習曲線が急になる場合があります。
  • 一部地域でのサービス提供の遅れ:
    • 一部のリージョンや国では、特定のAWSサービスの提供が遅れることがあります。
    • 地域ごとのサービス提供状況が異なるため、特定地域で必要なサービスが利用できない場合があります。
  • 頻繁なサービス更新:
    • AWSは頻繁に新しいサービスや機能をリリースしますが、そのペースが速すぎて追いつけないという声もあります。
    • 常に最新の情報をキャッチアップし、適用するのは大変な労力が必要です。

まとめ  7/9

ポート番号 summary

AWS(Amazon Web Services)は、クラウドコンピューティングサービスを提供するAmazonのプラットフォームであり、サーバーやストレージ、データベース、機械学習などのリソースをネットワークを介して利用できます。これにより、物理的なサーバーを用意する必要がなく、初期投資を抑え、スケーラビリティが容易になります。

おまけ:用語解説  8/9

おまけ
スケーラビリティってなに? 1/3

スケーラビリティ(scalability)とは、システムやサービスが増加する負荷や要求に対して、効率的に対応できる能力のことを指します。

具体例

  • スケールアップ(垂直スケーリング): 既存のサーバーの性能を向上させる(CPUやメモリの増設)。
  • スケールアウト(水平スケーリング): 複数のサーバーを追加して処理能力を増やす。
要するに…
スケーラビリティとは簡単に拡張できる能力のことです。 簡単に拡張できるということは、急激な負荷にも簡単に対応できるということです。 これがスケーラビリティです。
AWS以外のクラウドサービスは? 2/3
  1. Google Cloud Platform (GCP):
    • 強み:データ分析(BigQuery)、AI/ML(TensorFlowとの統合)。
    • AWSの優位性:より多様なサービスとグローバルなインフラ、成熟したエコシステム。
  2. Microsoft Azure:
    • 強み:企業向けサービス、Windowsとの統合、ハイブリッドクラウドソリューション。
    • AWSの優位性:サービスの豊富さ、長期間の市場リーダーシップ、広範なリージョンとゾーン。
  3. IBM Cloud:
    • 強み:企業向けのメインフレームサービス、IBM Watson(AI)。
    • AWSの優位性:より幅広いサービスラインナップ、スケーラビリティとグローバルな展開。
ベンダーロックインってなに? 3/3

ベンダーロックイン(vendor lock-in)とは、一度特定のサービスプロバイダーの製品やサービスを採用すると、その後に他のプロバイダーに移行するのが難しくなる状況を指します。これは、技術的、経済的、契約的な理由で他の選択肢を取るのが困難になることから生じます。

肢を取るのが困難になることから生じます。具体的には以下のような要素があります:

ベンダーロックインの要因

  1. 技術的な依存
    • 特定のプロバイダーのAPIやサービスに依存することで、他のプロバイダーへの移行が困難になります。
    • 例:AWS Lambdaの独自の機能やサービスを多用したアプリケーションは、他のサーバーレスプラットフォームに移行する際に大きな再構築が必要となる。
  2. データの移行コスト
    • 大量のデータを別のプロバイダーに移行するには、時間とコストがかかります。
    • 例:データベースやストレージサービスに格納されたデータを移行する際の転送コストや時間。
  3. トレーニングと専門知識
    • 特定のプロバイダーのサービスやツールに慣れたチームは、他のプロバイダーの技術を学び直す必要があります。
    • 例:AWSの特定のツールやサービスに精通したエンジニアが、Microsoft AzureやGoogle Cloud Platformの技術を学ぶには時間と労力が必要。
  4. 契約上の制約
    • 長期契約や特定の条件下での契約が存在し、契約期間中は他のプロバイダーに移行することが困難。
    • 例:特定のボリュームディスカウント契約やリザーブドインスタンス契約など。

ベンダーロックインの防止法

  1. 標準規格の利用
    • オープンな標準規格やプロトコルを利用することで、互換性を保つ。
    • 例:Kubernetesを利用してクラウドネイティブアプリケーションを構築することで、異なるクラウドプロバイダー間での移行が容易になる。
  2. マルチクラウド戦略
    • 複数のクラウドプロバイダーを利用し、特定のプロバイダーに依存しないアーキテクチャを構築する。
    • 例:重要なデータを複数のクラウドストレージサービスに分散して保存する
  3. ポータビリティを考慮した設計
    • 初めから異なるプラットフォーム間での移行を考慮した設計を行う。
    • 例:インフラストラクチャをコード(Infrastructure as Code)として管理し、異なる環境で再利用可能にする。

おわりに 9/9

goal

本日はここまでです。今日はAWS(Amazon Web Services)をStudy&マスターしてきました!ただカッコいいからという理由だけの方が、意外と集中して向き合うことができたのではないでしょうか?

そうなんです!「勉強しなきゃ!知識つけなきゃ!」のように勉強を義務にしてしまうと長く続きません。だからこそ、私たちは楽しんで知識を身に着けていきましょう!そんなことをやってるうちに気づいたらスペシャリストになっているかもしれませんよ!

これからも、今日みたいに「the勉強するぞ!」という意気込みではなく、ヌルっと気づいたら知識が増えてた!みたいな軽い感覚でStudyを一緒にしていきましょう!

本日はここで、終わります。ありがとうございました。またお会いしましょう!では、さらばじゃ!

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