アバンタイトル
IT分野は範囲がとても広いです。そのため、過去問を解いていると1ページに何個も理解できない単語が出てきます。それを一気に理解しようとするのはとても骨が折れるし、やる気も続きません。
しかし、そんな時は1周まわって1つのことに徹底集中してみるのはどうでしょうか?覚えなきゃいけないことが沢山あると、終わりが見えずモチベーションが続きません。
でも、「今日はこの1つをマスターしよう!」と1つにフォーカスすればゴールが見えて、集中力も続くようになります。また、一点集中型なので理解力も深まり応用も効くようになります。
ということで、当サイトでは1点集中をコンセプトに解説を展開しています。勉強法が定まっていなかったり悩んでいる方は是非、続きをご覧になってみてはいかかでしょうか?
はじめに
今回もハッカーに近づく中二病心を刺激するワードを取り扱います。それがディレクトリサービスです。
今回学ぶこのフレーズに対しては、「難しそー」とか「役に立つの?」といった思考は一旦おいといて「ただかっこいいから知りたい!」というシンプルな思考でStudyしていってほしいです。
そのためにこの記事では、初心者にも超分かりやすく解説していきます。ただの試験対策、ただの退屈な勉強、という感覚ではなく、「人前でこのフレーズを連呼してる自分を想像したら胸がわくわくする」みたいな、そういう軽い気持ちを軸としてStudyしていきましょう(笑)!
【ここで扱う疑問】
- まずはディレクトリサービスの大枠は?
- 具体的には何をしてくれるサービスなの?
- ディレクトリサービスを使うべきタイミングは?
- ディレクトリサービスを使う必要がないときは?
- ディレクトリサービスを使わない場合は、どーいう方法を使うの?
- ディレクトリサービスの具体的なユースケースは?
- Active Directoryってなに?
などの、ディレクトリサービスに纏わる様々な疑問を解消していきます!
まずはディレクトリサービスの大枠を教えて! 1/9
ディレクトリサービスは、ネットワーク上のリソースを管理し、アクセスを提供するためのサービスです。これは、組織内の情報を一元管理し、必要な情報を迅速に検索・取得できるようにするためのものです。
具体的には何をしてくれるサービスなの? 2/9
では、ディレクトリサービスの基本的な役割を見ていきましょう!
- 情報の一元管理: ディレクトリサービスは、ネットワーク上のすべてのリソースに関する情報を一か所にまとめて管理します。この情報は、例えば、ユーザーのアカウント情報、パスワード、グループ、ネットワークプリンターの場所などです。
- 検索とアクセスの効率化: ディレクトリサービスを使うことで、ユーザーは必要なリソースを簡単に検索し、アクセスできるようになります。例えば、ネットワーク上の共有フォルダにアクセスする際、ディレクトリサービスがそのフォルダの場所を教えてくれます。
- セキュリティ管理: ディレクトリサービスは、ユーザーの認証と権限の管理を行います。誰がどのリソースにアクセスできるかを制御し、不正アクセスを防ぎます。
ディレクトリサービスのディレクトリとは「ディレクトリ構造」という意味よりも「ディレクトリ=案内」というイメージのほうが分かりやすいです。「ディレクトリ」は、ネットワーク上のリソースや情報を管理・案内するためのものです。
ディレクトリサービスを使うべきタイミングは? 3/9
- 大規模なネットワーク:
- 企業や教育機関: 多数のユーザー、コンピュータ、プリンターなどのリソースを一元管理する必要がある場合。例:大企業や大学。
- ユーザー管理の効率化: ユーザーアカウントの作成、削除、権限管理を一元化するため。例:Active Directoryを使って社員のアカウントを管理。
- セキュリティ管理:
- アクセス制御: 誰がどのリソースにアクセスできるかを厳密に制御する必要がある場合。例:金融機関での機密情報管理。
- 認証プロセスの強化: 多要素認証やシングルサインオン(SSO)を実装するため。例:企業のセキュリティ強化。
- 統合されたリソース管理:
- リソースの効率的利用: ネットワーク上のすべてのプリンター、ファイルサーバー、アプリケーションを効率的に管理。例:学校でのプリンター管理。
- ポリシーの適用: グループポリシーを利用してユーザーやコンピュータに対する設定や制限を一括で適用。例:企業内でのソフトウェアインストールの制限。
ディレクトリサービスを使う必要がないときは? 4/9
- 小規模なネットワーク:
- 家庭や小規模オフィス: ユーザー数やデバイス数が少ない場合。例:家庭のネットワークや小規模なスタートアップ。
- 簡単な共有: ファイル共有やプリンター共有が少人数で完結する場合。例:数人でのプロジェクト作業。
- 単一ユーザー環境:
- 個人のデバイス管理: 個人が使うPCやスマートフォンの管理ではディレクトリサービスは不要。例:個人のラップトップやスマートフォン。
- クラウドサービスの利用: クラウドサービスを利用している場合、クラウドベンダーがディレクトリサービスを提供していることが多い。例:Google WorkspaceやMicrosoft 365。
- 特定のアプリケーションのみ使用:
- 特定の用途に限られた環境: 例えば、単一のソフトウェアを使用するためだけのネットワーク。例:特定のソフトウェアを使うための研究室のネットワーク。
ディレクトリサービスを使わない場合は、どーいう方法を使うの? 5/9
ディレクトリサービスを使用しない場合のリソース管理方法について、具体的な方法をわかりやすく説明します。ディレクトリサービスを使わない場合、リソース管理は一般的に以下のような方法で行います。
1. ローカルアカウント管理
各コンピュータやデバイスに対して、個別にアカウントを設定し、ユーザー権限を管理する方法です。
方法
- アカウント作成: 各コンピュータやサーバーに直接ログインし、必要なユーザーアカウントを作成します。
- 権限設定: 各アカウントに対して、手動で権限やアクセス許可を設定します。たとえば、特定のフォルダーやファイルへのアクセス権限を設定します。
- アカウント削除: ユーザーが退社したり、不要になったりした場合は、そのアカウントを各コンピュータで個別に削除します。
メリット・デメリット
- 小規模な環境では簡単に設定できる。
- 管理の複雑さ: 多数のコンピュータやユーザーがいる場合、各コンピュータでの管理が煩雑になり、エラーが発生しやすい。
- スケーラビリティ: ユーザーやデバイスが増えると、管理・拡張が難しくなる。
2. ファイルサーバーでの共有フォルダー管理
ファイルサーバーを利用して、共有フォルダーに対するアクセス権限を管理する方法です。
方法
- 共有フォルダー作成: ファイルサーバー上に共有フォルダーを作成し、そこにデータやリソースを保存します。
- 権限設定: 各フォルダーやファイルに対して、誰が読み取り、書き込みできるかを手動で設定します。
- アクセス管理: ユーザーごとにフォルダーへのアクセス権を設定し、ユーザーが必要なフォルダーにアクセスできるようにします。
メリット・デメリット
- 簡単な設定: ファイルサーバーの管理ツールを使ってアクセス権限を設定できる。
- 一貫性の欠如: 複数のフォルダーやファイルでのアクセス権限管理が個別に行われるため、設定ミスや矛盾が発生する可能性がある。
- セキュリティリスク: 設定ミスによるアクセス権限の漏洩や誤設定がセキュリティリスクを高める。
3. グループポリシー管理 (小規模な場合)
小規模な環境では、グループポリシーを使って設定を管理する方法です(Windows環境の場合)。
方法
- ローカルグループポリシー: 各コンピュータにローカルグループポリシーを設定し、ユーザーやグループの設定を行います。
メリット・デメリット
- 直接管理: ローカルでのポリシー設定ができる。
- スケーラビリティ: 大規模な環境ではポリシーの適用が困難になる。
ディレクトリーサービスっていうのは使わなかったら使わないでなんとかやれるけど、それはあくまでも小規模ネットワークの話。大規模なネットワークとかになってくるとやっぱり人の手でやるとミスとか管理とかが難しくなる。だからもしもディレクトリーサービスを使わないんだとしたら、それは小規模のネットワークに限るよねってことです。
ディレクトリサービスの具体的なユースケースは? 6/9
大企業のユーザー管理
大手企業「トップオブトップ(株)」には、数千人の従業員がいます。従業員は各自のアカウントで企業内の様々なシステムやリソースにアクセスします。新入社員が入社すると、アカウントの作成やアクセス権限の設定 が必要です。また、退社する従業員のアカウントを無効化する必要もあります。
ディレクトリサービスの役割
- Active Directory (AD) を使用して、すべてのユーザーアカウントを一元管理。
- 新入社員が入社すると、ADでアカウントを作成し、必要な権限を付与。
- 従業員が退社すると、アカウントを無効化し、システムからのアクセスを停止。
- グループポリシーを使用して、部門ごとに異なるセキュリティ設定やソフトウェア配布を自動化。
メリット
- アカウント管理が効率化され、セキュリティが向上。
- 一元管理により、管理者の負担が軽減される。
まとめ 7/9
要するに…
ディレクトリサービスっていうのは、ネットワーク内のリソースを適切に管理するためのもの。で、それが効力を発揮するのは、大規模ネットワークを構築するとき。なぜなら、大規模ネットワークではリソースが大量にあるため、それらを0から手動で管理するのは難しい。そんなときにディレクトリサービスを使えば、簡潔にまとめることができる。
これがディレクトリサービスです。
おまけ:用語解説 8/9
Active Directory 6/7 –
Active Directory(AD)とは、Microsoftが提供するディレクトリサービスの一つで、Windows環境でのユーザー、コンピュータ、グループなどのリソースを一元管理するためのサービスです。
おわりに 9/9
本日はここまでです。今日はディレクトリサービスをStudy&マスターしてきました!ただカッコいいからという理由だけの方が、意外と集中して向き合うことができたのではないでしょうか?
そうなんです!「勉強しなきゃ!知識つけなきゃ!」のように勉強を義務にしてしまうと長く続きません。だからこそ、私たちは楽しんで知識を身に着けていきましょう!そんなことをやってるうちに気づいたらスペシャリストになっているかもしれませんよ!
これからも、今日みたいに「the勉強するぞ!」という意気込みではなく、ヌルっと気づいたら知識が増えてた!みたいな軽い感覚でStudyを一緒にしていきましょう!
本日はここで、終わります。ありがとうございました。またお会いしましょう!では、さらばじゃ!
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