自動スリープを解除
Windows PCでは、一定時間操作しないと自動で画面が消えたりスリープしたりします。作業中に勝手に画面が暗くなったり、Microsoft Teamsのステータスが「退席中」になったりするのを防ぐには、電源プランの設定を変更すると解決できます!
以下の手順で、スリープや画面オフを完全になくす方法を解説します。
電源プランの編集を開く
- スタートメニュー(画面左下のWindowsアイコン)をクリック。
- 検索窓 に 「電源プランの編集」 と入力。
- 検索結果に表示された 「電源プランの編集」 をクリック。
設定を変更する
電源プランの編集画面では、以下の2つの項目が表示されます。これらをすべて「適用しない」に変更します。
1. ディスプレイの電源を切る
- バッテリ駆動 → 「適用しない」
→ バッテリーで動作しているとき、画面が暗くなるのを防ぎます。 - 電源に接続 → 「適用しない」
→ 電源アダプタに接続中でも、画面が勝手にオフにならなくなります。
2. コンピュータをスリープ状態にする
- バッテリ駆動 → 「適用しない」
→ バッテリー使用時でも、自動でスリープしなくなります。 - 電源に接続 → 「適用しない」
→ 電源接続時もスリープが無効化され、常にPCが起動したままになります。
設定を保存する
すべての項目を「適用しない」にしたら、「変更の保存」 をクリックして設定を確定しましょう。
これで何が変わるの?
この設定を行うことで、次のような動作が止まります:
- 画面オフ: 一定時間放置しても画面が暗くならない。
- スリープ: 何もしなくてもPCが勝手にスリープしない。
- Teamsのステータス退席化: マウスやキーボードに触らなくても、Teamsが黄色になりにくくなる。
注意点
- バッテリー消耗: ノートPCをバッテリー駆動で使う場合、画面つけっぱなし&スリープ無効だとバッテリーが早く減ります。長時間使うときは電源接続をおすすめします。
- 発熱リスク: PCがずっと起動しっぱなしになるので、放熱がしっかりできる場所で使うのが安心です。

会社支給のPCなら、電源さえつながっていれば「バッテリーがどうなろうが関係ないから、とにかくスリープやロックは邪魔だ!」という考え方でも問題ないことが多いです。
しかし、自分のPCの場合はちょっと考慮したほうがいい場面もありますね。
もし、上手くいかなかったら…
もし 「ディスプレイの電源を切る」を無効化 しても、一定時間後に画面がロックされる場合は、以下の設定もチェックすると完璧です!
画面ロックを無効にする手順
- スタートメニュー → 「設定」 → 「個人用設定」 → 「ロック画面」 を開く。
- 「スクリーンセーバー設定」 をクリック。
- スクリーンセーバー のドロップダウンを 「なし」 にする。
- 「再開時にサインイン画面に戻る」 のチェックを外す。
- OK をクリックして保存。
これで「ディスプレイの電源を切る」を無効化すれば、画面が暗くなったりオフになることはなく、さらに上記の設定をすれば、自動ロックも完全になくなります!
まとめ
- ディスプレイの電源を切る → 画面が暗くなったりオフにならない。
- スクリーンセーバー&再開時サインインをオフ → 自動ロックがかからない。
この2つを組み合わせれば、何も操作しなくてもずっとPCがついたまま&ロックされなくなります!
5分ごとにマウスを自動で動かすpythonコード
Microsoft teamsでは、自動スリープを解除していても、マウス操作などが無ければステータスが黄色へと変更されてしまいます。その対策として、自動でマウスを動かしたりクリックするコードを作っていきましょう!

もし、pythonの仮想環境で作りたい場合は、以下の記事にサラッとコードが書いてあるので、ご参照ください。
#必要ライブラリの準備
pip install pyautogui
import pyautogui
import time
import subprocess
import datetime
import os
# 実行ファイルと同じディレクトリにログファイルを作成
log_path = os.path.join(os.getcwd(), "MouseLog.txt")
def move_mouse():
"""マウスを少し動かす"""
x, y = pyautogui.position()
pyautogui.moveTo(x + 1, y)
pyautogui.moveTo(x, y)
print("マウスを動かしました!")
def append_to_notepad():
"""既存のメモ帳に文字を追記する"""
try:
# 現在時刻とメッセージを追記
now = datetime.datetime.now().strftime("%Y-%m-%d %H:%M:%S")
message = f"\n[{now}] Teamsのステータス維持中...\n"
# ログファイルに直接追記
with open(log_path, "a", encoding="utf-8") as file:
file.write(message)
# すでに開いているメモ帳に入力
pyautogui.write(message, interval=0.05)
time.sleep(1)
print(f"メモ帳に追記しました: {message.strip()}")
except Exception as e:
print(f"メモ帳操作でエラー: {e}")
def click_randomly(times=10):
"""ランダムな場所で指定回数クリック"""
screen_width, screen_height = pyautogui.size()
for i in range(times):
x = screen_width // 2 + i * 5
y = screen_height // 2 + i * 5
pyautogui.click(x, y)
print(f"{i+1}回目のクリック: ({x}, {y})")
time.sleep(0.2)
def create_initial_notepad():
"""ログファイルがなければ作成、あればそのまま使用"""
try:
if not os.path.exists(log_path):
# ファイルが存在しなければ新規作成
with open(log_path, "w", encoding="utf-8") as file:
file.write("Mouse Activity Log 🚀\n")
print(f"ログファイルを新規作成しました: {log_path}")
# メモ帳を開く(閉じずにそのまま使う)
subprocess.Popen(["notepad.exe", log_path])
except Exception as e:
print(f"ファイル作成エラー: {e}")
try:
# 最初にログファイルの準備
create_initial_notepad()
while True:
move_mouse() # マウスを動かす
append_to_notepad() # メモ帳に追記する
click_randomly(10) # 10回クリック
print("次のループまで5分待機...")
time.sleep(300) # 5分待つ
except KeyboardInterrupt:
print("スクリプトを終了しました。")
🟩 スクリプトの動作説明
- ログファイルの準備
- Pythonファイルと同じ場所に
MouseLog.txt
を探します。 - なければ新しく作成してメモ帳で開きます。
- あればそのままメモ帳で開きます。(閉じずに使い続ける)
- Pythonファイルと同じ場所に
- 5分ごとに以下の動作を実行
- マウス移動 → 1ピクセルだけ動かしてすぐ戻す。
- メモ帳に追記 → 現在の時刻と「Teamsのステータス維持中…」と書き込む。
- ランダムクリック → 画面中央付近を少しずつずらしながら10回クリック。
- 待機とループ
- すべての操作が完了したら5分間待機します。
- 5分後に再びループして、オンライン状態を維持します。
- 終了方法
- ターミナルやコマンドプロンプトでCtrl + C を押すとスクリプト終了。
- メモ帳は閉じないので、ログの中身はいつでも確認可能。

本日は、以上になります!
ありがとうございました!