はじめに
今回はフィッシュボーンチャートについて解説していきます。これは一般的に、特性要因図と呼ばれたりするものです。
フィッシュボーンチャートを活用することで、
- 効果的な問題解決や品質向上
- プロセス改善を実現
- 競争力を強化する
このような利益を作ることができます。逆を言えば、フィッシュボーンチャートを使えないと組織全体のパフォーマンスや競争力が損なわれる可能性があります。そうならないためにもここで、しっかり理解しておきましょう!
フィッシュボーンチャートは何に役立つの?
- 問題解決の効率化: 特性要因図を使用することで、製品やプロセスの問題や課題を明確に把握し、解決策を効率的に見つけることができます。
- 品質向上: 製品の特性を向上させるために、品質に影響を与える要因を特定し、改善することができます。これにより、顧客満足度の向上や市場競争力の強化が期待できます。
- プロセス改善: 特性要因図を使用して、製造プロセスや業務プロセスの効率性や品質を向上させるための要因を特定し、改善することができます。これにより、生産性の向上やコスト削減が実現できます。
- 問題の原因追求: 特性要因図は問題の根本原因を追求するための有効なツールです。問題が発生した際に、それがなぜ起こったのかを追求し、再発を防ぐための対策を講じることができます。
- 意思決定のサポート: 特性要因図は、製品やプロセスに関する情報を整理し、論理的な分析を行うための手段として役立ちます。これにより、意思決定の過程で正確な情報を基にした判断が行えます。
フィッシュボーンチャートを理解することで、企業は効果的な問題解決や品質向上、プロセス改善を実現し、競争力を強化することができます。
フィッシュボーンチャートの基本形
これが、フィッシュボーンチャートの基本形です。これだけでは、よくわかりませんよね。では、具体例で照らし合わせます。
要するに、直線に合流しようとする直線が原因を表す役割を持つのです。
また、フィッシュボーンチャートは一つの直線(結果)に対して何本でも合流線(原因)を作ることができます。
フィッシュボーンチャートの複数バージョン
矢印の本数は多くなりましたが、基本は同じです。合流している線が原因を表し、合流元が結果を表しているのです。分からなくなったら1つ1つ分解して考えてみましょう!
また、フィッシュボーンチャートは結果がポジティブ・ネガティブ関係なく使われます。
フィッシュボーンチャートのまとめ
- フィッシュボーンチャートを理解するには基本形を理解できれば十分
- 複雑に見えても1つ1つ分解すれば理解しやすくなる
- 複雑なフィッシュボーンチャートは1つの項目が原因にも結果にもなる
- フィッシュボーンチャートは結果がポジティブ・ネガティブ関係なく使われる
おわりに
今回は、フィッシュボーンチャートについて解説してきました。見た目がやや複雑なので、難しそうですが、実際はとても簡単でしたね。この記事があなたにとって役立つものとなったなら幸いです。では、今回はこのあたりで、別れの挨拶とさせていただきます。さらばじゃ!
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