アバンタイトル
IT分野は範囲がとても広いです。そのため、過去問を解いていると1ページに何個も理解できない単語が出てきます。それを一気に理解しようとするのはとても骨が折れるし、やる気も続きません。
しかし、そんな時は1周まわって1つのことに徹底集中してみるのはどうでしょうか?覚えなきゃいけないことが沢山あると、終わりが見えずモチベーションが続きません。
でも、「今日はこの1つをマスターしよう!」と1つにフォーカスすればゴールが見えて、集中力も続くようになります。また、一点集中型なので理解力も深まり応用も効くようになります。
ということで、当サイトでは1点集中をコンセプトに解説を展開しています。勉強法が定まっていなかったり悩んでいる方は是非、続きをご覧になってみてはいかかでしょうか?
はじめに
今回はプロキシサーバについてstudyしていきます!今日でプロキシサーバをマスターして、プロキシサーバ関連の問題が出題された時に、思わず笑みがこぼれてしまうぐらいのレベルまでアップしていきましょう!
プロキシサーバってなに?
プロキシサーバは、クライアントとWebサーバ間を中継するサーバーのことです。
プロキシサーバーの役割
【役割1:セキュリティ】
プロキシサーバは、インターネット上の情報をフィルタリングし、悪意のあるウェブサイトやコンテンツにアクセスを制限することができます。これにより、ウイルスやマルウェアなどの脅威からネットワークを保護することができます。
また、これはアクセス制御の観点から『従業員が業務に必要なサイトにのみアクセスできるよう制限する』といった、企業などでのネットワーク管理にも利用されています。
プロキシサーバによって、入ってくる情報(レスポンス)をフィルタリングすることができます。また、それだけでなく、アクセス(リクエスト)する際にもフィルタリングをしてくれるので、危険なサーバを使用することを防いでくれます。
【役割2:パフォーマンスの向上】
プロキシサーバは、キャッシュ機能を利用してよくアクセスされるコンテンツを保存し、再度アクセスする際にはサーバーへの負荷を軽減し、通信速度を向上させることができます。
Webサーバが更新されたけど、プロキシサーバのキャッシュ(古い情報)を使い続けてしまうということを防ぐためにいくつかの対策があります。
1.有効期限の設定
2.変更通知の利用
3.手動で更新
このような更新手段を使って、プロキシサーバはキャッシュを新しくしていきます。
【役割3:情報隠蔽】
プロキシサーバを使うと、クライアントのIPアドレスの代わりに、プロキシサーバのIPアドレスを使ってWebサーバにアクセスすることができるようになります。
通常、クライアントが直接ウェブサーバにリクエストを送信すると、ウェブサーバはそのリクエストの送信元としてクライアントのIPアドレスを認識します。しかし、プロキシサーバを利用すると、クライアントはまずプロキシサーバにリクエストを送信します。この際、プロキシサーバは自身のIPアドレスを送信元としてウェブサーバにリクエストを中継します。そのため、ウェブサーバはリクエストの送信元としてプロキシサーバのIPアドレスを認識します。
Q.プロキシサーバはレスポンスをどーやって割り振るの?
ここで疑問が一つ浮かぶと思います。
送信元をプロキシサーバにしちゃったら、Webサーバのレスポンスの宛先IPアドレスがプロキシサーバになっちゃいますよね。そーなると、どのレスポンスをどのクライアントに割り振ればいいか、分からなくなるんじゃなぇの?って普通考えちゃいますよね…. 以下でそれを見ていきましょう!
A.セッション識別子を利用する
プロキシサーバは、クライアントごとに一意のセッション識別子を生成します。この識別子を使って、ウェブサーバーからのレスポンスを正しいクライアントに配信します。クライアントがプロキシサーバーに送信したリクエストに含まれる情報や、リクエストごとに一意の識別子を付与することで、プロキシサーバーが正確にクライアントを識別し、返信を配信します。
・Cookieやヘッダーを使用した識別: プロキシサーバーは、クライアントに対してCookieやカスタムヘッダーなどを使用して一意の識別情報を付与し、これを使ってクライアントを識別します。ウェブサーバーからのレスポンスには、この識別情報が含まれることがあります。
・セッションの追跡: プロキシサーバーは、クライアントとの通信を追跡し、ウェブサーバーからのレスポンスがどのクライアントに返されるべきかを、通信のコンテキストやタイミングなどから判断します。
Q.セッション識別子ってWebサーバに見られてもいいの?
今度はこんな疑問が浮かぶでしょう。
プロキシサーバはクライアントを隠蔽する役割なんでしょ。でも、クライアントとプロキシサーバ間のセッション識別子がWebサーバに渡っちゃったらWebサーバにクライアントの情報が漏洩するってことにならないの?かと言って、Webサーバにセッション識別子を渡さないわけにもいかないし….
以下で、この疑問を見ていきましょう!
A.セッション識別子だけで個人を特定するのは難しい!
プロキシサーバーの情報隠蔽の特徴は、クライアントのIPアドレスや一部の個人情報をウェブサーバーに公開せずに通信を中継することです。セッション識別子がウェブサーバーに見られることで、クライアントの情報が漏洩する可能性がありますが、通常はセッション識別子に含まれる情報が個人を特定するには不十分であり、クライアントのプライバシーを保護するための十分な安全対策が取られます。
つまり、セッション識別子がウェブサーバーに見られても、プロキシサーバーは依然としてクライアントのIPアドレスを隠す役割を果たします。ただし、セッション識別子が適切に管理され、セキュリティが確保されていることが重要です。
まとめ:プロキシサーバ
- 情報隠蔽: クライアントのIPアドレスや個人情報を隠しながら、通信を中継します。
- アクセス制御: 特定のウェブサイトへのアクセスを制限したり、許可したりします。
- キャッシュ: ウェブコンテンツを一時的に保存し、再度アクセスする際に負荷を軽減します。
- セキュリティ機能: 不正なウェブサイトやコンテンツへのアクセスをブロックし、セキュリティを強化します。
- トラフィック管理: ネットワークトラフィックを管理し、ネットワークのパフォーマンスを最適化します。
プロキシサーバは、ネットワークのセキュリティとパフォーマンスを向上させるために広く使用されるサーバです。
おわりに
今回はプロキシサーバについて徹底的にstudyしてきました。これで、問題が出題されても焦ることなく冷静に解くことができるようになりました!これは大きな成長です!また、今日みたいに、一生懸命な学習を明日もすることで、更に大きな成長となります。これからも一緒に頑張っていきましょう!