アバンタイトル
IT分野は範囲がとても広いです。そのため、過去問を解いていると1ページに何個も理解できない単語が出てきます。それを一気に理解しようとするのはとても骨が折れるし、やる気も続きません。
しかし、そんな時は1周まわって1つのことに徹底集中してみるのはどうでしょうか?覚えなきゃいけないことが沢山あると、終わりが見えずモチベーションが続きません。
でも、「今日はこの1つをマスターしよう!」と1つにフォーカスすればゴールが見えて、集中力も続くようになります。また、一点集中型なので理解力も深まり応用も効くようになります。
ということで、当サイトでは1点集中をコンセプトに解説を展開しています。勉強法が定まっていなかったり悩んでいる方は是非、続きをご覧になってみてはいかかでしょうか?
はじめに
今回は、ポート番号を手軽にStudyしていきましょう!応用情報技術者試験では、ポート番号を知っていないと、お話にならないような問題も出題されています。しかし、逆に知ってさえいればボーナス問題です。
っとその前に…..そもそも、あなたは「ポート番号ってなんですか?説明してください」と言われた際にしっかり説明できますか?意外と、もやもやしてるんじゃないでしょうか?
今回は、そんな人のためにポート番号とは何なのか?なぜ必要なのか?メリットは何?というようなさまざまな疑問を解決してくのでぜひ、先を読み進めてみてください。
Q. そもそもポート番号って何?
まずは、ポート番号って何?ってところから見ていきましょう。なんとなくは、分かるけど…..説明しろって言われたら無理。
以下では、そんな人のためにしっかりと解説しているので安心して進んでください。
A.ポート番号は送受信先を識別するための番号
ポート番号は、コンピューターネットワークにおいて通信の送受信先を識別するための番号です。インターネットやローカルネットワーク上で、コンピューター同士が通信する際に、送信元と送信先のコンピューターがどのアプリケーションやサービスと通信しているかを識別するために使用されます。
ポート番号は0から65,535までの範囲で定義されており、0から1,023までの範囲はよく知られたポート番号(well-knownポート)として予約されています。例えば、HTTPの通信にはポート番号80が使われ、HTTPSの通信にはポート番号443が使われます。これにより、データが正しいアプリケーションやサービスに到達し、適切に処理されることが保証されます。
Q.ポートってIPアドレスがあれば必要なくね?
なるほど….ポート番号っていうのは送受信を識別してくれるための番号なんだね。でも、それってIPアドレスがあれば必要なくない?だって、IPアドレスの情報でそのまま相手に送信すればいいだけなんだから?違う…?
皆さんの中にはこのような疑問が浮かぶ人もいるでしょう。もし、うかんだのなら、それはポート番号とIPアドレスの違いが曖昧になっている可能性があります。
A.ポート番号とIPアドレスは役割が全然違う!
IPアドレスは、ネットワーク上での個々のコンピューターの識別に使われます。そして、ポート番号はサービスを識別するためのものです。
例えば、ウェブサーバーのIPアドレスが分かっていても、そのサーバーが提供する複数のサービスやアプリケーションのうち、具体的にどれに通信するかを識別するためにポート番号が必要です。
要するに、IPアドレスは通信の相手を特定するために使用され、ポート番号はその相手が提供する特定のサービスやアプリケーションを識別するために使用されます。両方が組み合わさることで、正確な通信が可能になります。
Q. ポート番号のメリットってなにがある?
上述したように、ポート番号とIPアドレスの役割の違いは理解できました。IPアドレスは個々のコンピュータを識別するためのもの。ポート番号はサービスやアプリケーションを識別するためのものです。
うんうん….役割は理解できたけど…だから何?って感じですよね。その気持ちわかります。なので、以下でポート番号のメリットを理解しましょう!
A. ポート番号のメリット
- 識別性と分離: ポート番号を使うことで、異なるアプリケーションやサービスが同じコンピューター上で同時に実行されていても、それらを識別し区別することができます。例えば、Webサーバーはポート番号80や443を使用し、メールサーバーはポート番号25や110を使用します。ポート番号を使用することで、それぞれのサービスが適切に動作し、通信が混乱することなく処理されます。
- セキュリティ: ポート番号を使用することで、特定のアプリケーションやサービスへのアクセスを制御できます。ファイアウォールやセキュリティポリシーを設定する際に、特定のポート番号をブロックすることで、不正なアクセスや攻撃を防ぐことができます。
- 効率性: 複数のアプリケーションが同じポート番号を共有することで、競合や混乱が生じる可能性があります。ポート番号を分離することで、アプリケーションやサービスの管理が容易になり、通信の効率性が向上します。
では、この3つ目の「効率性」について以下で更に深堀っていきましょう!そうすることでより、ポート番号の理解に役立ちます。
Q. ポート番号はなぜ効率的なのか?
ポート番号を勉強していると、「効率性」という単語も一緒に耳にします。何が効率的なのか?
以下でそれを紐解いていきましょう!
A.ポート番号は通信を区別できるから!
- 識別性の向上: 各アプリケーションやサービスには通常、特定のポート番号が割り当てられています。そのため、特定のポート番号を見ればどのアプリケーションやサービスが稼働しているかが一目で分かります。これにより、管理者は必要な情報やリソースに素早くアクセスできます。
- セキュリティ設定の容易化: ポート番号を利用してアプリケーションやサービスを識別することで、ファイアウォールやセキュリティポリシーを特定のポート番号に対して設定することができます。たとえば、特定のポート番号をブロックすることで不正アクセスを防止したり、許可することで正当な通信を許可したりできます。
- トラブルシューティングの効率化: システムに問題が発生した場合、特定のポート番号が関連するアプリケーションやサービスを素早く特定することができます。これにより、問題の特定や解決が迅速に行えます。
総じて、以上の点から、ポート番号を使用することで、ネットワーク通信を効率的に管理し、セキュリティを強化することができます。
まとめ:ポート番号
ポート番号は、コンピューターネットワーク上で通信する際に、個々のアプリケーションやサービスを識別するための番号です。通信が行われる際に、送信元と送信先のコンピューターがどのアプリケーションやサービスと通信しているかを明確にする役割を果たします。
ポート番号は、0から65535までの範囲で定義されていますが、0から1023までの範囲はよく知られたポート番号(Well-Known)として予約されています。これらのポート番号は、特定のプロトコルやサービスに割り当てられており、一般的に広く使用されています。
同じコンピューター上で複数のアプリケーションやサービスが同時に動作している場合、ポート番号を使ってそれらを区別します。これにより、通信が正しいアプリケーションやサービスに到達し、適切に処理されることが保証されます。
また、ポート番号を利用して、ファイアウォールやセキュリティ機器が通信を制御し、ネットワークのセキュリティを強化します。特定のポート番号をブロックしたり許可したりすることで、不正アクセスや攻撃を防ぐことができます。
さらに、ポート番号を使うことで、アプリケーションやサービスの識別やセキュリティ設定、トラブルシューティングなどの管理作業が効率的に行えます。管理者は必要な情報やリソースに素早くアクセスできるため、ネットワークの運用がスムーズに行えます。
おわりに
本日は、ポート番号についてstudyしてきました!大枠は捉えられたのではないでしょうか?また、分かりそうで分からないという感覚も消えたと思います!今日みたいな感じでこれからも一緒に最善を尽くしましょう!では、さらばじゃ!