【簿記3級/独学】1.6h×54日で取得する方法

簿記3級

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 簿記を勉強するぞ!と決めはしたけど、いざやるってなると色んな不安が浮かんできますよね?

  • 勉強時間・期間はどれくらい?
  • 何から始めればいいの?
  • 計算が苦手なんだけど大丈夫かな?
  • 独学だったら費用はどれくらいかかるの?

、というような、不安・疑問があると思います。この記事ではそのような不安を解消しつつ、実際に私が使って合格できた「1日1.6時間×54日の勉強で簿記を取得する方法」を紹介していきます。ぜひ、この記事を簿記3級合格法の1つとして参考にしてみてください。

独学でも可能なの?

 簿記3級は独学が可能かと問われたら間違いなく「簿記3級は十分、独学でいける!」という回答になります。実際、ネットにも多くの独学方法が紹介されているくらいですから、むしろ独学で学ぶべきすらあります。

 独学には、モチベーションを保つのが難しい効率が悪くなることがあるなどのデメリットもあります。しかし、それを度外視どがいしにできるくらいのメリットがあるのです。

  • 費用を抑えることができる(4,000円~6,000円で可能)
    →スクールだと最低2万円は必要らしい
  • 自分のペースで学習を進められる
    →自分次第で合格までの時間をいくらでも短縮可能

 、このようなメリットがあります。どうですか?魅力的に感じましたか?もし、そう思っていただけなら、次項の「何から始めるべきか」に進んでみてください。

*逆に、もし費用や時間に余裕があり独学のメリットを享受する必要がない方はスクールやオンライン講座などを検討するのもありです!

何から始めるべき?勉強の手順は?

 では、まずは何を始めるべきなのでしょうか?それはズバリ本屋に行くことです!ふざけているわけではなく大マジです。投資の世界でも「1つ目の壁は証券口座を開設することだった」と成功者は口をそろえて言うそうです。やはり、何事も最初の一歩を踏み出せるかが成功の鍵になるんです。

 ここまでが心の準備の話です。では、ここからは実際の手順について具体的に解説していきます。また、タイトル横のカッコ内は私の経過時間を概算した数字です。四捨五入で多少「1日1.6時間×54日」と誤差が生じていますが誤差なので気にしないでください。

1. まずは参考書を買う

 勉強においてインプットとアウトプットの黄金比は7:3です。そのため、インプット用とアウトプット用で2冊買いました。また、私は書店で手に取ってみて自分が勉強を進められそうな参考書を選びました。

ちなみに私はこれにしました。インプット用↓



*注意!こちらのurlから購入される方は、後ほど他のインプット用参考書も登場するので、一通り目を通してから検討されること推奨しております。

アウトプット用↓


2. とりあえずインプット用を1周する(0.99h×14日=13.9h)

 まずは、全体像をつかむためにしっかり読みつつ1周します。しかし、考えても理解できないところは飛ばしましょう。そういうのは大抵、周を重ねることで理解できるようになります。なので、理解できない度に止まってしまと時間をロスしてしまします。

 また、私が選んだインプット用書籍は練習問題もあるため、できなかったらチェックを入れておきました。

3. インプット用を再度、1周する(2.36h×7日=16.55h)

 2週目になると、できる分野とできない分野がはっきりさせることができます。私の場合は伝票・証ひょう、試算表がボロボロでした。

4. 苦手分野だけを再度、周る(1.44h×3日=4.33h)

 手順3で明らかになった苦手分野だけを復習します。これで、いったんインプット作業を止めます。ここまでで、合計35時間くらいです。つまり、4割が終わったことを意味します。

*1日1.77時間×50日=88h→35÷88=0.39→4割

5. アウトプット用で過去問を解いてみる(1h)

 手順1~4である程度の基礎はできました。何度も言いますが、勉強はアウトプットが大切です。そのため、最低限の下地ができたらアウトプットをはさむべきです。
もし、ここですべての過去問を70点以上(=合格ライン)取れた方はそのまま、申し込みをお勧めします。そのためこれ以降の手順は飛ばしてもOKです。

 ちなみに報告しておくと、私の過去問1回目の点数は31点でした。100点満点のテストでこの点数はショックでした。また、合格ラインの70点が遥か遠くに見えました。しかし、このような経験をされた方も安心してください。その24日後には合格しています。もしかしたら、それよりも早いかも!

6. 別角度からの解釈(違う参考書)を取り入れる

 過去問がボロボロだったので、根本の解釈が間違っていると分かりました。そこで、別の参考書を買うことにしました。今までの資格勉強の経験から行き詰まった時は参考書を変えた方がよいのです。

 参考書を変えるメリットには別の単語・言いまわしで学習できるということが挙げられます。日本語は1つ文から色々な解釈ができます。そのため結果が出ないからと言って、同じ参考書をひたすら周回するのは効率的でない可能性があります。なぜなら同じ参考書を何周回ろうと、その参考書はずっと同じ言い回ししかしてくれないからです。つまり、1度誤った解釈で理解してしまうと、それを変える機会になかなか巡り合えなくなるのです。

 そこで、参考書を変えると同じ事象でも、別の単語・言い回しで解説されているため、自分の誤った解釈に気づけるようになります。そして、誤った解釈他の言い回しで得た解釈の整合性を図ることで、より精度の高い正しい解釈へとつながるのです。

インプット用参考書を1周する(2.37h×6日=14.25h)

私は、別角度からの参考書として↓を選びました。


 前項でも書いた通り、1冊目とは違う単語・言い回しで解説されているため、自分の間違った解釈に沢山気づくことができました。
 1冊目のインプット用参考書である程度の下地ができていたので1周だけやって過去問を解くことにしました。

 その結果は、60点でした(笑)。これは合格ラインに届いていません。しかし、解説を読むと間違った原因などがしっかり理解できるようになっていました。1回目では解説を読んでも腑に落ちないということを経験していたので、これはかなりの成長だと感じました。

過去問をひたすら解く(1.6h×24日=39.15h)

 前項まで、インプットのプロセスは終了です。あとは、テスト問題になれてアウトプットをひたすら繰り返す作業をします。

 また、その過程で点が取れない分野(私の場合は第問2)が見えてくるので、過去問と並行してその分野を勉強していきましょう。

 手順1で紹介したアウトプット用の本は、テスト12回分が収められているだけでなく、第問ごとに特化した問題も提供してくれているので、おすすめです。

申し込みへ

 予想問題や過去問などが繰り返し80点を上回りだしたら申し込みを検討してもいいと思います。私の場合は、早く違う勉強をしたかったので75点を上回りだしてから申し込みました。

 また、受験方式には紙試験とCBT(オンライン)があります。前者は受験日が年に3回程度しかありません。しかし、問題用紙が紙なので書き込みが可能です。後者は、自分の好きなタイミングで随時受けられますが、問題用紙がそもそもないので書き込みはできません(メモ用紙は渡されます)。

 自分に合うテスト方式で受験してみてください。

 ちなみに私の試験結果はこんな感じです。

簿記3級

まとめ

まとめ
合計費用・期間・勉強時間
項目費用時間期間
参考書5,500円
受験料3,400円
勉強88.18h54日
合計8,900円88.18h54日
継続して勉強するコツ

 継続して勉強するコツは一喜一憂しないことです。

 予想問題集などで高得点を取ると自信がとてもつきます。自分は天才なんじゃないかとすら思うときもあります。しかし、実力には波があるので、高得点をとった次には50点を取ることもあります。そうなると、高得点で喜んだ分の反動で、自分って才能ないんじゃないかとすら考えてしまいます

 しかし、人間ですから一喜一憂はしてしまいますよね。でも、そんな時は自分ではなく、人間にフォーカスするとより客観的になれます。
 具体的には、「俺だからできた!私にならできる!」という思考ではなく、「できる人がいるんだから、同じ人間の自分だけができないなんてことはあり得ない。」という人間ベースの思考で考えると、自分の成功・失敗に右往左往することなく、一直線に目標に向かっていくことができるようになります。
 これの考え方が少しでも努力の支えになれれば幸いです。

モチベーション 持続


 




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