【超わかりやすい】セッションをマスターしよう【新感覚Study】

セッション

アバンタイトル

IT分野は範囲がとても広いです。そのため、過去問を解いていると1ページに何個も理解できない単語が出てきます。それを一気に理解しようとするのはとても骨が折れるし、やる気も続きません。

しかし、そんな時は1周まわって1つのことに徹底集中してみるのはどうでしょうか?覚えなきゃいけないことが沢山あると、終わりが見えずモチベーションが続きません。

でも、「今日はこの1つをマスターしよう!」と1つにフォーカスすればゴールが見えて、集中力も続くようになります。また、一点集中型なので理解力も深まり応用も効くようになります。

ということで、当サイトでは1点集中をコンセプトに解説を展開しています。勉強法が定まっていなかったり悩んでいる方は是非、続きをご覧になってみてはいかかでしょうか?

はじめに

インターネットを使っていると、「セッション」という言葉を耳にすることがあります。何となく聞いたことはあるけれど、具体的に何を指しているのかはよくわからないという方も多いのではないでしょうか。この記事では、セッションとは何か、その仕組みや用途に加え、よく混同しがちなクッキーとの違いについても詳しく解説していきます。これを読めば、あなたもセッションのプロフェッショナルになれるかもしれません(笑)!

【ここで解決できる疑問】

  1. そもそもセッションってなに?
  2. セッションの流れってどうなってるの?
  3. セッションとクッキーの違いは?
  4. 保存場所は?
  5. 有効期限は?
  6. 使用目的は?
p.s.今日の一言は『僕たちのセッションはクロスサイトリクエストには弱くない、君と僕だけの特別な接続だ。』です。具体的な解説は最後でしています。

そもそもセッションってなに?

クエスチョン

まず、セッションとは一体何なのでしょうか?

セッションとは、ユーザーがウェブサイトにアクセスしてから離れるまでの一連のやり取りのことを指します。具体的には、ユーザーがウェブサイトにログインしたり、買い物をしたり、フォームに入力したりする一連の操作が一つのセッションとして管理されます。

セッションは、サーバ側でユーザの情報を一時的に保持し、同じユーザが続けてアクセスしていることを認識するために使用されます。この情報には、ユーザID、認証情報、カートの内容などが含まれます。セッションのデータは通常、ユーザがブラウザを閉じるか、一定の時間が経過すると自動的に削除されます。

セッションの流れってどうなってるの?

クエスチョン

では、次にセッションがどのように機能するのかを簡単に見てみましょう。以下に、一般的なセッションの流れを載せます。

  1. ユーザーがウェブサイトにアクセス
    ユーザーがウェブサイトにアクセスすると、サーバーは新しいセッションを開始します。
  2. セッションIDの発行
    サーバーはユニークなセッションIDを生成し、それをユーザーのブラウザに送信します。このセッションIDは、クッキーとしてブラウザに保存されることが一般的です。
  3. ユーザーの操作を追跡
    ユーザーがサイト内で操作を行うたびに、ブラウザはセッションIDをサーバーに送信します。サーバーはこのIDをもとに、どのユーザーが操作をしているのかを識別し、対応するセッションデータを参照します。
  4. セッションの終了
    ユーザーがログアウトするか、ブラウザを閉じるか、一定時間操作がなければ、サーバーはセッションを終了し、関連するデータを削除します。
ユーザアクセス→サーバがセッションID発行→セッションIDをクッキーとしてブラウザが保存→ユーザが操作するたびにセッションIDを送信セッション終了

セッションとクッキーの違いは?

クエスチョン

セッションとクッキーは混同されがちですが、それぞれ異なる役割を持っています。ここで、両者の違いを明確にしておきましょう。

保存場所
  • セッションサーバー側に保存される。
  • クッキー:ユーザーのブラウザ(クライアント側)に保存される。
有効期限
  • セッション:通常、ブラウザを閉じると無効になる。また、サーバー側で設定した一定の期間(タイムアウト)後にも無効になる。
  • クッキー:有効期限を設定でき、長期間保存することが可能。
使用目的
  • セッション:主に、ログイン状態やショッピングカートの内容など、一時的なデータを管理するために使用される。
  • クッキー:ユーザーの設定やログイン情報を記憶し、次回のアクセス時に利用するために使用される。

おまけ:CSRF

おまけ

では、おまけとして、「CSRF」を最後に見ていきましょう!

CSRF(Cross-Site Request Forgery、クロスサイトリクエストフォージェリ)は、Webアプリケーションのセキュリティ上の脆弱性の一つです。CSRF攻撃が成功すると、攻撃者はユーザーの権限を利用して、そのユーザーが意図しないアクションを実行させることができます。

CSRFの流れ
  1. ユーザーが正規のWebサイトにログイン
    ユーザーが銀行やSNSなどのWebサイトにログインします。このとき、ユーザーのブラウザにはログイン情報(セッションIDやクッキー)が保存されます。
  2. ユーザーが攻撃者のサイトを訪問
    ログインした状態のまま、ユーザーが攻撃者の用意した悪意のあるWebページを開きます。
  3. 悪意のあるリクエストの送信
    攻撃者のサイトには、ユーザーがログインしているWebサイトに対して何らかのアクションを実行するリクエストが仕掛けられています。このリクエストは、ユーザーが意図せずに送信されます。
  4. 正規のWebサイトがリクエストを受理
    正規のWebサイトは、このリクエストがユーザー自身の操作によるものかどうかを区別できないため、通常通りに処理します。結果として、ユーザーの意図しないアクションが実行されます
具体例

例えば、ユーザーが銀行のWebサイトにログインした状態で、攻撃者の用意したサイトを訪れると、そのサイトに以下のようなコードが埋め込まれている場合があります。

HTML
<img src="http://bank.com/transfer?amount=1000&to=attacker-account" style="display:none;">

このコードは画像を表示するふりをして、実際には銀行のWebサイトに対して資金を攻撃者の口座に送金するリクエストを送信します。

CSRF対策は?

CSRF攻撃を防ぐために、以下のような対策が取られます。

  1. CSRFトークンの使用:各リクエストにユニークなトークンを含めることで、リクエストが正規のユーザーによるものかを確認します。サーバー側でトークンを検証し、一致しないリクエストは拒否します。
  2. SameSite属性を設定したクッキーSameSite属性を持つクッキーは、異なるサイトからのリクエストに対して送信されないように設定できます。
  3. Refererヘッダーのチェック:リクエストがどのページから発生したかを確認し、信頼できるページからのリクエストのみを受け入れます。
  4. ユーザー操作の確認:重要な操作については、追加の確認手順(例えば、パスワードの再入力や2要素認証)を要求することも有効です。

CSRFはユーザーの信頼を損なう可能性があるため、Webアプリケーションの開発者はこれらの対策を講じることが重要です。

まとめ

ポート番号 summary

セッションは、ユーザーがウェブサイト上で行う一連の操作を一時的に管理し、ユーザー体験を向上させるために重要な役割を果たしています。一方で、クッキーはユーザーのブラウザに保存される情報で、次回アクセス時に使用されることが多いです。両者を理解し、適切に使い分けることで、より効果的なウェブサービスを提供することができます。

これで、セッションとクッキーの基本的な違いやその役割について、少しでも理解が深まったのではないでしょうか。次にウェブサイトを利用する際には、この知識を活かして、セキュリティや利便性の面からもウェブの仕組みを意識してみてください。

今日の一言

『僕たちのセッションはクロスサイトリクエストには弱くない、君と僕だけの特別な接続だ。』

解説:
この口説き文句は、ウェブセキュリティの概念である「セッション」と「クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)」を使っています。CSRFは、ユーザーが信頼しているサイトにログインしている間に、攻撃者がそのユーザーの認証を利用して意図しないアクションを強制する攻撃です。
この文脈で、「僕たちのセッションはクロスサイトリクエストには弱くない」という部分は、二人の関係が外部の影響によって容易に崩れることはないという意味です。つまり、他の誰かが関係を乱すことはできないという安全性を表しています。
「君と僕だけの特別な接続だ」という部分は、二人の間の絆が独特であり、他の人とは異なる深いレベルでつながっていることを示しています。このように、ITの専門用語を使って、二人の関係の強さと特別さを表現しているのです。

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