アバンタイトル
IT分野は範囲がとても広いです。そのため、過去問を解いていると1ページに何個も理解できない単語が出てきます。それを一気に理解しようとするのはとても骨が折れるし、やる気も続きません。
しかし、そんな時は1周まわって1つのことに徹底集中してみるのはどうでしょうか?覚えなきゃいけないことが沢山あると、終わりが見えずモチベーションが続きません。
でも、「今日はこの1つをマスターしよう!」と1つにフォーカスすればゴールが見えて、集中力も続くようになります。また、一点集中型なので理解力も深まり応用も効くようになります。
ということで、当サイトでは1点集中をコンセプトに解説を展開しています。勉強法が定まっていなかったり悩んでいる方は是非、続きをご覧になってみてはいかかでしょうか?
はじめに
今回も中二病心を刺激するワードを取り扱います。それがVM(Virtual Machine,仮想マシン)です。
今回学ぶこのフレーズに対しては、「難しそー」とか「役に立つの?」といった思考は一旦おいといて「ただかっこいいから知りたい!」というシンプルな思考でStudyしていってほしいです。
そのためにこの記事では、初心者にも超分かりやすく解説していきます。ただの試験対策、ただの退屈な勉強、という感覚ではなく、「人前でこのフレーズを連呼してる自分を想像したら胸がわくわくする」みたいな、そういう軽い気持ちを主としてStudyしていきましょう(笑)!
また、この記事はIT経験者でなくても、だれでも読み進められる構成になっているので、最後まで楽に進めます。そして、読み終わった頃には、「あれ?知らぬ間に理解が深まっているぞ」ということに気づくでしょう。それでは、一緒に学んでいきましょう!そして、「勉強しなきゃ!」という義務感ではなく「かっこいいから知りたい!」という単純な理由で楽しみながらStudyしていきましょう!
【ここで扱う疑問】
- 仮想マシンの基本概念は?
- VMって、仮想デスクトップを作成してくれるやつってこと?
- VMを超簡単に言うと?
- VMとペアで頻出するCentOSってなに?
- VMを理解する上での必須用語は?
- VMを作成する具体的な手順は?
などなど、様々な疑問を誰にでも分かるように解消していきます!
仮想マシンの基本概念は?
仮想マシン(Virtual Machine, VM)とは、物理的なコンピューター上でソフトウェアを使用して作成された仮想的なコンピューターシステムです。具体的には、1台の物理的なコンピューター上で複数の仮想マシンを同時に稼働させることができます。
仮想マシンは、ハードウェア資源(CPU、メモリ、ストレージなど)を物理的なコンピューターから分離して利用します。各仮想マシンは独立しており、それぞれが自分のオペレーティングシステム(OS)とアプリケーションを実行できます。これにより、1台の物理的なコンピューターで複数の異なるOSやアプリケーション環境を同時に利用することが可能になります。
VMって、仮想デスクトップを作成してくれるやつってこと?
仮想マシンを「仮想デスクトップを作成してくれるやつ」と捉えることはイメージ的にはあってますが、少し違う側面もあります。
仮想マシンは、単にデスクトップ環境だけでなく、完全なコンピューターシステムを仮想的に作成することができます。これにはオペレーティングシステム(例えば、WindowsやLinux)や、必要なアプリケーションソフトウェアを含むことができます。つまり、仮想マシンは単にデスクトップ環境を提供するだけでなく、その上で多様なソフトウェアやサービスを実行することができる仮想化環境を指しているのです!
VMを超簡単に言うと?
要するに….
仮想マシンっていうのは物理的なコンピュータの中に、さらに新しいコンピュータを作成することを言います。
正確には、物理的なPCのリソースを仮想的に分割・割り当てて、それぞれの仮想マシンが独立したコンピューターシステムとして動作するというイメージです。
一言で言うと、物理的なコンピューター上でソフトウェアによって作成された仮想的なコンピューターのことを仮想マシンといいます。
VMとペアで頻出するCentOSってなに?
VMを勉強していると、よくCenOSという単語を目にします。ここでは、そのCentOSってなに?という疑問を簡潔に解消していきます。
CentOS(Community Enterprise Operating System)は、主にサーバーやネットワーク機器で使用されるオープンソースのLinuxディストリビューション(Linux配布版)です。CentOSはRed Hat Enterprise Linux(RHEL)のソースコードをベースにしており、RHELと互換性が高く、安定性があります。
CentOSは無料で提供されており、企業や個人の開発者が安定したLinux環境を構築したり、サーバーを運用したりするために利用されます。RHELと同様に、長期サポート(Long Term Support, LTS)が提供されるため、安定性とセキュリティが確保されています。
【Linuxを知りたい場合はこちらの記事をどうぞ↓】
VMを理解する上での必須用語は?
仮想マシンを理解するうえで役立つ重要な単語や概念は以下の通りです:
- ホストマシン (Host Machine): 物理的なコンピューター、すなわち仮想マシンが稼働する基盤となるシステムのこと。
- ゲストマシン (Guest Machine): ホストマシン上で動作する仮想マシンのこと。ホストマシンのリソースを利用して独立したコンピューターシステムをエミュレートする。
- ハイパーバイザー (Hypervisor): 仮想マシンを管理・実行するソフトウェアやファームウェア。物理的なハードウェアリソースを仮想マシンに割り当て、複数の仮想マシンを同時に実行可能にする。
- 仮想化 (Virtualization): 物理的なリソース(CPU、メモリ、ストレージ)を分割し、仮想マシンに割り当てるプロセス。仮想化により、1台の物理的なコンピューターで複数の仮想マシンを独立して動作させることが可能になる。
- イメージ (Image): 仮想マシンの実行に必要なソフトウェアと設定を含むファイル。通常、仮想マシンの起動に使用されるOSやアプリケーションがイメージとして保存される。
- スナップショット (Snapshot): 仮想マシンの現在の状態を保存し、後でその状態に戻すための機能。システムのバックアップやテスト環境の構築に役立つ。
これらの用語を理解することで、仮想マシンの基本的な概念や動作原理をより深く理解することができます。
VMを作成する具体的な手順は?
仮想マシンを作成する具体的な手順は、使用している仮想化プラットフォームによって異なりますが、一般的な手順を以下に示します。ここでは、無料で利用できる仮想化ソフトウェアであるOracle VM VirtualBoxを例に挙げます。
- Oracle VM VirtualBox のインストール:
- VirtualBoxの公式サイトから最新版のVirtualBoxをダウンロードし、インストールします。
- 仮想マシンの作成:
- VirtualBoxを起動し、「仮想マシン」→「新規」ボタンをクリックします。
- 名前を入力し、タイプ(OSの種類)とバージョンを選択します。例えば、Ubuntu Linuxなど。
- メモリサイズ(RAM)を割り当てます。一般的には少なくとも1GB以上が推奨されます。
(ここでは10GBとしましょう) - 「次へ」をクリックします。
- 仮想ハードディスクの作成:
- 「仮想ハードディスクを作成する」を選択し、「作成」をクリックします。
- ハードディスクファイルの種類(通常はVDI)とストレージの場所とサイズを指定します。デフォルトの設定で問題ありませんが、必要に応じて変更します。
- 「作成」をクリックします。
- OSのインストール:
- 作成した仮想マシンを選択し、「設定」をクリックします。
- 「ストレージ」セクションで、空の光学ドライブを選択し、OSのインストールメディア(ISOイメージなど)を指定します。
(OSのインストールメディアは、自分が入れたいOSです。CentOSを入れたかったら、CentOSのインストールメディアを事前に取得しておきましょう) - 仮想マシンを起動します。インストールメディアがロードされ、OSのインストール手順に従います。
- 追加の設定:
- インストール後、必要に応じてネットワーク設定や共有フォルダの設定などを行います。
- VirtualBoxのメニューから「デバイス」→「ゲストの追加」でゲストアディショナルズ(Guest Additions)をインストールすることで、仮想マシンのパフォーマンスや統合機能を向上させることができます。
以上が、VirtualBoxを使用した仮想マシンの作成手順の概要です。他の仮想化ソフトウェア(VMware、Hyper-Vなど)でも基本的な手順は類似していますが、具体的な操作方法や設定項目は異なる場合がありますので、それぞれの公式ドキュメントやリファレンスを参照することをお勧めします。
まとめ
そもそも、仮想化とは、物理的なコンピュータのリソースを仮想的に分割することによって、その中にもう一台のコンピュータを作り出すことをいいます。
そして、作り出したコンピュータのことをVM(Virtual Machine,仮想マシン)といいます。仮想マシンを作成し、管理し、実行するソフトウェアをハイパーバイザーといい、物理的な大元のコンピュータをホストマシン、作り出した仮想マシンをゲストマシンといったりもします。
おわりに
本日はここまでです。今日はVM(Virtual Machine,仮想マシン)をStudy&マスターしてきました!ただカッコいいからという理由だけの方が、意外と集中して向き合うことができたのではないでしょうか?
そうなんです!「勉強しなきゃ!知識つけなきゃ!」のように勉強を義務にしてしまうと長く続きません。だからこそ、私たちは楽しんで知識を身に着けていきましょう!そんなことをやってるうちに気づいたらスペシャリストになっているかもしれません!
これからも、今日みたいに「the勉強するぞ!」という意気込みではなく、ヌルっと気づいたら知識が増えてた!みたいな軽い感覚でStudyを一緒にしていきましょう!
本日はここで、終わります。ありがとうございました。またお会いしましょう!では、さらばじゃ!
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