【AWS】EC2インスタンスを停止しても、それに付随するEBSの料金は発生し続けるってマジ?【新感覚Study】

料金が発生し続ける理由

アバンタイトル

IT分野は範囲がとても広いです。そのため、過去問を解いていると1ページに何個も理解できない単語が出てきます。それを一気に理解しようとするのはとても骨が折れるし、やる気も続きません。

しかし、そんな時は1周まわって1つのことに徹底集中してみるのはどうでしょうか?覚えなきゃいけないことが沢山あると、終わりが見えずモチベーションが続きません。

でも、「今日はこの1つをマスターしよう!」と1つにフォーカスすればゴールが見えて、集中力も続くようになります。また、一点集中型なので理解力も深まり応用も効くようになります。

ということで、当サイトでは1点集中をコンセプトに解説を展開しています。勉強法が定まっていなかったり悩んでいる方は是非、続きをご覧になってみてはいかかでしょうか?

はじめに

今回は『EC2インスタンスを停止しても、それに付随するEBSの料金は発生し続けるってマジ?』という疑問を解消すると共に、その対処法も紹介していきます!

【ここで扱う疑問】

  1. EC2インスタンスを停止しても、それに付随するEBSの料金は発生し続けるってマジ?
  2. EBSの料金は?
  3. だったら、EBSを停止させちゃえばよくね?
  4. 対処法は? 4/8
  5. EBSスナップショットを使ったコスト削減方法は?
  6. EBSってなに?
  7. EBSスナップショットってなに?
  8. スナップショットってなに?

EC2インスタンスを停止しても、それに付随するEBSの料金は発生し続けるってマジ?  1/8

クエスチョン question

結論から言うと、「YES」です。つまり、EC2インスタンスを停止しても、EBS(Elastic Block Store)ボリュームに対する料金は引き続き発生します。

これは、 インスタンスが停止状態であっても、そのインスタンスに関連付けられているEBSボリュームは稼働し続けることを意味します。EBSボリュームはデータを保存するため、引き続き料金は発生し続けるのです。

EBSの料金は?  2/8

クエスチョン question

EBSの料金は以下の主要な要素で構成されています。これらの要素によって、実際に支払う料金が決まります。

1. ストレージ容量の料金

  • ストレージタイプ: EBSには複数のストレージタイプがあります(例: 汎用SSD(gp3)、プロビジョンドIOPS SSD(io2)、スループット最適化HDD(st1)、Cold HDD(sc1)など)。それぞれのタイプで料金が異なります。
  • 容量単位: ストレージ容量はギガバイト(GB)単位で料金が発生します。たとえば、1 GBのストレージを1か月利用するごとに料金が発生します。

2. IOPS(Input/Output Operations Per Second)の料金

  • IOPS: プロビジョンドIOPS SSD(io2)など、IOPSを指定するタイプのストレージでは、IOPSの設定に応じた追加料金が発生します。これは、1秒あたりの入出力操作数に基づいて計算されます。

3. スナップショットの料金

  • スナップショット: EBSのスナップショット(バックアップ)はAmazon S3に保存され、スナップショットのストレージ容量に基づいて料金が発生します。スナップショットは増分で保存されるため、変更されたデータ部分のみが保存され、これに応じた料金が発生します。

4. データ転送の料金

  • データ転送: EBSのデータ転送は、通常はEC2インスタンスとの間で行われるため、追加の転送料金は発生しません。ただし、EBSボリュームを他のリージョンに移動したり、スナップショットを他のリージョンにコピーする場合には、データ転送料金が発生することがあります。

5. スナップショットのリストア(復元)

  • リストア: スナップショットから新しいEBSボリュームを作成する場合、その新しいボリュームのストレージ料金が発生します。

だったら、EBSを停止させちゃえばよくね?  3/8

クエスチョン question

EC2を停止しても、EBSが稼働しちゃうから、料金が発生し続ける。だったら、EBSも停止させちゃえば発生しなくね?と思いますよね?その疑問を解消していきます!

A.そもそもEBSに停止という概念はない!

EBSボリューム自体には「停止」という状態はありません。EC2インスタンスが停止しても、EBSボリュームはデータを保持し続けます。EBSボリュームのデータは、インスタンスが停止しても消えることはありません。

EBSを停止すると、料金は発生しなくなる。けど、それと同時にEBS内のデータもきえてしまう。だから、停止=データ削除というとらえ方が正しい。

要するに…
EBSを停止(削除)すると、料金は発生しなくなります。けど、それは同時にEBS内のデータを削除することを意味します。だから、停止=データ削除というとらえ方・イメージを持つと分かりやすいです。

対処法の具体例はあるの? 4/8

クエスチョン question

EC2インスタンスが停止している間でも、EBSボリュームに対して料金が発生するのを避けるためには、以下のような対策があります。

1. EBSボリュームの削除

  • 不要なEBSボリュームの削除: インスタンスを停止しても使わないEBSボリュームがある場合は、不要なボリュームを削除することで、ストレージ料金を節約できます。ただし、データが失われるので、削除する前に必ずバックアップを取ってください。

まぁでも、ほとんどの場合は必要なデータを保存しているので、この方法は簡単ではありますが、やる機会は少ないでしょう。

2. EBSスナップショットの活用

  • スナップショットの作成: データのバックアップが必要な場合は、EBSボリュームのスナップショットを作成し、その後EBSボリュームを削除することができます。スナップショットはS3に保存され、スナップショットに対する料金が発生しますが、EBSボリュームの料金よりも低いことが多いです。
  • スナップショットの復元: 必要に応じて、スナップショットから新しいEBSボリュームを作成できます。

3. ボリュームのサイズ変更

  • サイズの調整: 使用しているEBSボリュームが過剰に大きい場合、サイズを調整してコストを削減することができます。例えば、実際に使用しているストレージ容量に応じてボリュームサイズを見直すことができます。

4. 適切なストレージタイプの選択

  • ストレージタイプの最適化: EBSには複数のストレージタイプ(汎用SSD、プロビジョンドIOPS SSD、スループット最適化HDDなど)があります。アプリケーションの性能要求に合わせて適切なストレージタイプを選ぶことで、コストを抑えることができます。

5. 自動化の活用

  • Lifecycle Managerの利用: EBSのスナップショットの管理を自動化するために、AWS Data Lifecycle Manager(DLM)を使用できます。これにより、定期的なスナップショット作成と不要なスナップショットの削除を自動化できます。

これらの対策を実施することで、EBSボリュームに関連するコストを効果的に管理し、不要な料金が発生するのを防ぐことができます。

EBSスナップショットを使ったコスト削減方法は?  5/8

クエスチョン question
  1. 手順:
    1. スナップショットの作成: EC2インスタンスを停止する前に、EBSボリュームのスナップショットを作成します。これにより、ボリュームのデータがAmazon S3に保存されます。
    2. EBSボリュームの削除: スナップショットが作成されたら、EBSボリュームを削除します。これにより、EBSボリュームのストレージ料金を削減できます。
    3. インスタンス再起動時のボリューム作成: EC2インスタンスを再起動する際に、スナップショットから新しいEBSボリュームを作成し、インスタンスにアタッチします。

EBSボリュームの料金が発生し続けることを避け、スナップショットのストレージコストだけを支払います。これは、EBSに保存するよりも、S3で保存した方がコストが低くなるという特性を使っています。

まとめ  6/8

ポート番号 summary

要するに…

『EC2インスタンスを停止しても、それに付随するEBSの料金は発生し続ける』の原因は、EBSが稼働し続けることにあります。しかし、EBSを停止(この概念はないが)しようとすると、それはデータ削除を意味することになります。

これに対処するためには、EBSスナップショットを使用します。スナップショットを作成すると、データがS3に保存されるため、EC2を使用していない間はEBSボリュームを削除できます。EC2を再開する際には、スナップショットを使用して新しいEBSボリュームを作成すれば、以前と同じように正常に動作させることができます。この方法が有効なのは、S3のストレージがEBSよりもコストが安いためです。

おまけ:用語解説  7/8

おまけ
EBSってなに?

Amazon EBS(Elastic Block Store)は、EC2インスタンスに接続して使用できる高性能で信頼性の高いブロックストレージサービスです。サイズや性能を柔軟に変更でき、スナップショットを利用してデータのバックアップや復元も簡単に行えます。EBSは、データベースやファイルシステム、バックアップの用途に適しています。

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EBSスナップショットってなに?

EBSスナップショットは、Amazon Elastic Block Store(EBS)ボリュームのデータを保存するための機能です。特定の時点でのEBSボリュームの完全な「コピー」を作成し、Amazon S3に保存します。スナップショットを使用することで、データのバックアップや復元が簡単に行えます。

要するに…
EBSスナップショットっていうのはEBSのスナップショットをS3に保存してくれる機能です。で、これをすることで、EBSに問題が起きても正常な状態に戻せるっていうメリットがあります。でも、転送とか管理とかが複雑というデメリットも理解しておきましょう。

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スナップショットってなに?

スナップショットとは、ある時点でのデータやシステムの状態を記録した「静止画」のようなものです。スナップショットを取ることで、その時点の状態を保存し、後でその状態に戻したり、参照したりすることができます。

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おわりに 8/8

goal

本日はここまでです。今日は『EC2インスタンスを停止しても、それに付随するEBSの料金は発生し続けるってマジ?』という疑問ををStudy&マスターしてきました!ただカッコいいからという理由だけの方が、意外と集中して向き合うことができたのではないでしょうか?

そうなんです!「勉強しなきゃ!知識つけなきゃ!」のように勉強を義務にしてしまうと長く続きません。だからこそ、私たちは楽しんで知識を身に着けていきましょう!そんなことをやってるうちに気づいたらスペシャリストになっているかもしれませんよ!

これからも、今日みたいに「the勉強するぞ!」という意気込みではなく、ヌルっと気づいたら知識が増えてた!みたいな軽い感覚でStudyを一緒にしていきましょう!

本日はここで、終わります。ありがとうございました。またお会いしましょう!では、さらばじゃ!

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