はじめに
ITの勉強において、やっぱり全範囲を網羅的に勉強しようと思ってもなかなか、先輩・上司に追いつき追い抜くことって時間がかかるものです。そのせいでモチベーション下がったり……
だったら、1つのことに1点集中して『これに関しては同レベルor僕の方が上だ!』と思える領域を少しずつ作っていきましょう!それを続けていけば、どんどんどんどん勝てる領域が多くなり、気づいたら自分が行きたい場所に登り詰めるでしょう!
ということで今回はスマートリモコンについて知見を深めていきましょう!
結論を言うと、「赤外線で操作できる家電はIoT化できる!」ということです。
スマートリモコンの基本知識
スマートリモコンは、スマートフォンなどのデバイスと家電(エアコンやテレビなど)を繋ぐ仲介役を果たす機器です。これにより、スマート家電を実現できます。
スマート家電とはインターネットやスマートフォンを使って遠隔操作できる家電のことを指します。例えば、スマートフォンからエアコンやテレビを操作することができます。これにより、外出先からでも家電の設定を変更することが可能です。
スマートリモコンは以下の機能を持っています:
信号の送受信:
- スマートフォンからの命令(例えば「エアコンをつける」)をWi-Fiを通じてスマートリモコンに送ります。
- スマートリモコンがその命令を赤外線信号に変換して、家電に送信します。
インターネット経由の操作:
- インターネットが接続されていれば、地球の裏側からでも家電を操作できます。スマートリモコンは家庭内のWi-Fiネットワークを介して通信します。
スマートリモコンの設定手順
1.スマートリモコンの設置:
- スマートリモコンを設置する位置を選びます。通常、範囲は数十メートルですが、広い家では複数台のスマートリモコンが必要な場合があります。
2.家庭のWi-Fiへの接続:
- スマートリモコン専用のアプリをスマートフォンにインストールします。
- アプリを開いて、指示に従いスマートリモコンを家庭のWi-Fiネットワークに接続します。
3.既存のリモコン信号の学習:
- 既存の家電リモコンをスマートリモコンの前に置き、アプリの指示に従ってリモコンのボタンを押します。
- スマートリモコンがこの信号を学習し、記憶します。これにより、既存のリモコンを使った操作をスマートリモコンでもできるようになります。
学習とは既存の家電リモコンが発する赤外線信号をコピーして記憶することを指します。実際に既存リモコンのボタンを押して、それが発する赤外線信号をコピーしていくという最もプリミティブ(原始的)な方法でコピーしていきます。
プリミティブって…あんた「ハリソン山中」じゃないんだから!だったらフィジカルとフェティッシュも言いなさいよ!
4.音声アシスタントとの連携(オプション):
- Google AssistantやAmazon Alexaなどの音声アシスタントと連携させることで、音声で家電を操作することができます。
- アプリから音声アシスタントの設定を行います。
5.実際の操作:
- スマートフォンからの操作がインターネットを介してクラウドサーバに送信され、その後家庭のWi-Fiルータを経由してスマートリモコンに届きます。
- スマートリモコンが赤外線信号で家電を操作します。
ここからも分かるように、学習するにはある程度の時間がかかります。なので、既存リモコンのすべてをコピーしようとするよりも、頻繁に使うボタン(オン・オフなど)をコピーするってイメージです。
なぜ家庭内Wi-Fiルータを介するのか?
なぜわざわざ、家庭内のWi-Fiにつなげる必要があるのか。直接インターネットに接続すればいいじゃん!っと思うんだけど….
直接インターネットに接続するのは、リスクが大きくなるわよ!それについて詳しく見ていきましょ!
家庭内ルータを使用するメリット
- ルータを介することで、ルータのセキュリティ機能(例えばファイアウォール)を活用し、外部からの不正な通信を防ぐことができます。
もし、ルータを介さないと…
スマートリモコンが直接インターネットに接続すると、セキュリティリスクが高まります。外部からの不正アクセスの可能性が増えるため、家庭内のWi-Fiルータを介して接続することが推奨されます。
→これを防ぐにはスマートリモコン側でフィルタリング機能・セキュリティ設定などを実装する必要があります。しかし、それはルータが既に持っている機能です。わざわざスマートリモコンにそのような機能を持たせるのは非効率です。
まとめ
要するに…
スマートリモコンは、赤外線リモコンで操作できる家電をインターネットを介して遠隔で操作できるようにするデバイスです。通常、スマート家電と呼ばれるものは、スマホやタブレットを使って外出先からでも操作できる家電のことを指しますが、スマートリモコンを使用すれば、最新のスマート家電でない、従来の赤外線リモコン対応の家電でもIoT化することができます。
スマートリモコンの大きな特徴は、既存のリモコンから送られる赤外線信号を「学習」する機能です。リモコンのボタンを押すと、その操作に対応する赤外線信号が送信されます。スマートリモコンは、この赤外線信号を受信して記憶し、以降はスマートリモコン自体がその家電を操作することができるようになります。たとえば、エアコンの「電源オン」や「温度調整」といった基本操作をスマートリモコンが学習することで、スマホからその操作を遠隔で行えるようになります。ここで重要なのは、スマートリモコンがリモコンの信号をただ「コピー」するだけはなく、その信号を理解して記憶し、必要に応じて同じ信号を発信するという点です。
また、スマートリモコンはインターネットを介して操作できるため、家庭内のWi-Fiネットワークに接続する必要があります。Wi-Fiルーターを使用する理由は、セキュリティを強化するためです。家庭内のWi-Fiを介すことで、ルーターがファイアウォールやフィルタリング機能を提供し、スマートリモコンへの直接の不正アクセスを防ぎます。もし、スマートリモコンが直接インターネットに接続されてしまうと、外部からの攻撃リスクが高まるため、Wi-Fiルーターを使って保護するのが重要です。
スマートリモコンに赤外線信号を学習させる際、すべての機能を学習させる必要はなく、通常は電源のオン・オフや温度調整といった基本的なメイン操作だけを学習させます。これにより、日常的によく使う機能はスマートリモコンでカバーし、複雑な設定やあまり使わない操作は、引き続き元のリモコンを使うことになります。スマートリモコンは、赤外線を使った簡単な操作をIoT化するための補助的な役割を果たし、全ての家電機能を置き換えるものではありません。
このように、スマートリモコンは赤外線リモコン対応の家電をIoT化し、遠隔操作を可能にする便利なデバイスです。家電の操作をインターネット経由で行えることで、家の中でも外出先でもスマートフォンを使って快適に操作できる環境を提供します。そのため、既存のリモコンで操作できる家電があれば、わざわざ新しいスマート家電を購入する必要はなく、スマートリモコンを導入することで簡単にスマート化が可能になります。
おわりに
本日は『スマートリモコン』について知見を深めました!
これでまた、一歩成長しました!これからも焦らず、1つずつ頑張っていきましょう!
そうだね!がんばるぞぉーー!
じゃあ、また会いましょう!ばいばい~~
今日は目標・夢を叶えるための支えとなれるような曲で締めます。「On Our Way – Glee Cast」です。では、どうぞ!