記事の対象読者
解説を読んでも納得できない。なんでここでこの公式が使われるの・・?。これは、誰もが抱えるモヤモヤでしょう。
しかしそれはきっと、公式の本質を解釈し切れていないことが大きな原因でしょう。それか、そもそも演算(足し算、掛け算、微分・積分など)の本来の意味を忘れちゃっているのかもしれません。
しかし、もしそんなあなたが、公式の意味を理解できるようになったら。または、公式すら覚える必要がなくなったら。きっとそれは私たちがイメージする「the 賢い人」そのものでしょう。この記事では、そんな望みを叶えるための数学の核が解説されている本を紹介しています。
以下では本の「概要、レビュー(ポジティブ&ネガティブ)、注意点、メリット」などを記しています。参考にしつつ購入を検討してみてください。
『読む数学』
数学の本質を理解したいあなたにピッタリな本が『読む数学』です。
本の特徴
・足し算から微積分に至るまでの演算についての本質が理解できる
・数学の根本的な疑問を氷解
・小学校から高校までの知識で解説
・数学の魅力と美しさが紹介されている
・偉大な数学者たちのおもしろエピソード・歴史
・文系でも分かるように解説されている
これは、出版社からの紹介文をまとめたものです。また、私自身が読んだ際も同じ印象を受けました。
この本の著者、瀬山 士郎さんは、数学の本質的なアプローチから面白さを伝えることに定評がある数学者です。当書籍以外にも多数の興味深い書籍が出版されているので、内容に関しては信頼に当たる考えていいと思います。
レビューを確認
では、実際に読んだ人のレビューを見ていきましょう。ポジティブとネガティブの両方を確認して、検討の材料にしてください。
高評価を付けたレビュー
・高校時代に漫然と「よくわからないけれど、そういうものなんだろう」と思っていた概念が、ぱっとクリアに把握できたので驚いた。(Amazonより)
・丁寧な語り口と手頃なサイズでこれほどの内容が解説されている(Amazonより)
・瀬山先生の本は他にも何冊か読んでいる。どの本もテーマに沿って難しい内容を噛み砕いて語ってくれているので、「ああ、そういうことだったのか。」と納得することが多かった。(Amazonより)
・タイトル通りスイスイ読み進めていける。(楽天ブックスより)
・瀬山さんの数学本、わかりやすくて好きです。とはいえ結構難しい部分もあったのでもう一度じっくり読み直したいです。(楽天ブックスより)
ネガティブなレビュー
・結構、計算式が出てくるため頭を使う。縦読みに横書き数式は読みずらい。(Amazonより)
・数学コンプレックス解消に購入しましたが、「目からウロコ」とはいきませんでた。私の様な数学オンチが読む本ではなかったかも⁉(Amazonより)
・「ほんっとうに数学が駄目な人」にはちょっと根気が必要(Amazonより)
・全体として結局数学を既にかなり理解している読者しか理解できないのではないか。特に方程式の章では、それが顕著。(楽天ブックスより)
レビューのまとめ
Amanzonと楽天ブックスのレビューを確認した結果、基本的には肯定的な意見の方が多かったです。しかし、一定数ネガティブ意見も見られました。中でも特に、「内容がやや難しい」という批判的な意見が目立っていましたね。
おすすめポイント
根っこの部分が分かる
1番の魅力は「根っこが分かる」ということです。想像してください。過去に自分がどうしても解けなかった問題がスッとできるようになっている姿を。本質が分かれば数学はあなたの最高の味方になります。
辞書感覚で使える
足し算から微分・積分に至るまで対象範囲が広いため、辞書感覚で使える。また、今自分に必要な知識だけを取り入れることも可能
安い
1冊、800円にも満たないため、もし途中で挫折しても損が少ない。また、難しい箇所もあるとは言え、すべてが難しいわけではないので興味のあるところだけでも知れれば十分、もとが取れる。
もってるだけでカッコいい
これは少し本題から外れた魅力ですが、客観的に見て数学本を読んでいる・家の本棚にあるってオシャレじゃないですか(笑)?まして、内容の1部分でも理解できてたら普通にかっこいいと思います。彼女・彼氏に知識人ぶることも簡単にできますよ(笑)
p.s.代数的な知ったかぶりにはご注意を!(笑)
(代数的 :分からない数に対して分かってるふりをしてとりあえず”X”とおいてしまうこと)
まとめ
数学の根本を理解することはとても重要なことです。それ故、一筋縄にはいかないこともあります。しかし、『読む数学』では高等学校レベルの知識があれば文系でも分かるようになります。どうぞ、ワクワクしながら読んでみてください。