【新感覚Study】Telnetをマスターしよう!【応用情報/わかりやすく】

Telnet

アバンタイトル

IT分野は範囲がとても広いです。そのため、過去問を解いていると1ページに何個も理解できない単語が出てきます。それを一気に理解しようとするのはとても骨が折れるし、やる気も続きません。

しかし、そんな時は1周まわって1つのことに徹底集中してみるのはどうでしょうか?覚えなきゃいけないことが沢山あると、終わりが見えずモチベーションが続きません。

でも、「今日はこの1つをマスターしよう!」と1つにフォーカスすればゴールが見えて、集中力も続くようになります。また、一点集中型なので理解力も深まり応用も効くようになります。

ということで、当サイトでは1点集中をコンセプトに解説を展開しています。勉強法が定まっていなかったり悩んでいる方は是非、続きをご覧になってみてはいかかでしょうか?

はじめに

今回は、前回に引き続き応用情報の対策としてポート番号についてStudyしていきます!これまでに、FTP(20,21番)とSSH(22番)はStudyしました。

そして、今回、ピックアップするのは、23番ポート番号として知られるTelnet(TELecommunications NETwork)です。こちらも、出題頻度の高いポート番号の一つなのでしっかりStudyしてマスターしていきましょう!

【ここで取り扱う・解決するFTPへの疑問点】

  1. Telnetの概要を教えて!
  2. Q.TelnetとSSHは何が違うの?
  3. Q.じゃあ、Telnet使う理由ってなくね?
  4. Q.TelnetがSSHに勝まさっているところは?
  5. Q.テキストベース以外の通信法は?

Telnetの概要を教えて!

Telnet(TELecommunications NETwork)は、ネットワーク上で他のコンピュータにログインし、リモートで操作する(リモートアクセス)ためのプロトコルです。Telnetサービスが待ち受けるポート番号は23番です。

Telnetを使用すると、コンピュータ間でテキストベースの通信を行うことができます。ただし、Telnetセキュリティ上の脆弱性があるため、通信内容が暗号化されずに送信されるため、安全ではありません。

そのため、セキュリティを考慮する場合は、代わりにSSH(ポート番号22番)を使用することが推奨されています。

p.s.ちなみにSSHもテキストベースの通信です。

Q.TelnetとSSHは何が違うの?

クエスチョン

ふっと、思いますよね。Telnetはテキストベースでリモートアクセスをサポートしている。ということは分かった。でも、それってSSHと同じじゃね?ということで、ここではTelnetとSSHの相違点を解消していきましょう!

A.TelnetとSSHの違いは脆弱性の有無!

Answer

では、TelnetとSSHの違いを見ていきましょう!

  1. セキュリティ: SSHは通信内容を暗号化するため、セキュアな通信を提供します。一方、Telnetは通信内容を暗号化せずに送信するため、セキュリティ上のリスクがあります。
  2. 認証: SSHは公開鍵暗号方式やパスワード認証など、複数の認証方式をサポートしています。Telnetは通常、パスワード認証のみをサポートしています。
  3. ポート番号: SSHはポート番号22番を使用しますが、Telnetはポート番号23番を使用します。
  4. テキストベースの通信: どちらもテキストベースの通信を行いますが、SSHはセキュリティを保護しながらテキストベースの通信を行います。

簡潔に言えば、Telnetは非暗号化でセキュリティに脆弱な通信を行うのに対し、SSHはセキュアな通信を提供するために設計されています。

Q.じゃあ、Telnet使う理由ってなくね?

クエスチョン

普通に考えて、SSHがTelnetの上位互換になっちゃってますよね。だとしたら、SSHだけで十分ですよね?で、Telnet使う必要なくね?なんでまだあるの?こーいった疑問を解決していきましょう!

A.Telnetを使わざるを得ない環境があるから

Answer

確かに、SSHがセキュアな通信を提供するため、一般的にはTelnetよりもSSHが推奨されています。しかし、なぜTelnetがまだ使用されているのかというと、、、

過去のシステムやレガシーシステムではSSHがサポートされていない場合があります。そのため、古いシステムや特定の環境では、引き続きTelnetを使用する必要があるかもしれないのです。

また、一部の教育や研究の目的で、セキュリティを考慮せずにネットワークやシステムを学ぶ場合に、Telnetを使用することがあります。ただし、実際の運用やプロダクション環境では、セキュリティを最優先してSSHを使用することが重要です。

Q.TelnetがSSHに勝まさっているところは?

クエスチョン

今まで散々、Telnetの悪いところを紹介してきました。人間って不思議なもんでマイナスだけ知ると、プラスも知りたいくなりますよね。ということで、「Telnetちゃん」にもいいところはあるんだよ!ということを見つけてあげましょう!

A.Telnetは簡易性、低コスト..etc.

Answer

TelnetがSSHに勝る部分は、特定の状況下での利便性や柔軟性に関連しています。具体的な点を挙げるとすると、以下のような場合が考えられます:

  1. 簡易性と設定の容易さ: TelnetはSSHよりも簡単にセットアップできる場合があります。特に、ネットワーク機器や組み込みシステムなどで、SSHの設定が困難な場合に、Telnetが利用されることがあります。
  2. 低コスト: TelnetはSSHよりもリソースを少なく使用し、低コストで実装できる場合があります。特に、古い機器やリソースの限られた環境では、Telnetが選択されることがあります。
  3. ネットワークトラフィックの削減: TelnetはSSHよりも通信量が少ないため、ネットワークトラフィックを削減することができます。特に、非常に低速なネットワーク環境や、帯域幅の制限がある場合には、Telnetが選択されることがあります。

しかし、これらの利点はセキュリティの脆弱性やリスクを伴う可能性が高く、そのためセキュリティを重視する場合にはSSHを使用することが推奨されます。(結局SSHを勧めるっていうね….)

Q.テキストベース以外の通信法は?

クエスチョン

先ほど、Telnetはテキストベースの通信を行うと書かれていました。でも、それってほとんどのコンピュータがそうじゃないの?って思いますよね。という、ことでテキストベース以外の通信方法を見ていきましょう!

A.バイナリベースの通信

Answer

テキストベース以外の手段としては、バイナリベースの通信があります。バイナリベースの通信では、データが二進数形式で表現されます。これは、テキストではなく、画像、音声、ビデオ、またはその他の非テキストデータを扱う際に使用されます。バイナリベースの通信では、データがバイナリ形式で送信され、通常はプログラムやアプリケーションがデータを解釈して利用します。このような通信は、テキストデータよりも複雑であり、データの解釈や処理に特別な手法が必要です。

バイナリ形式を扱えるプロトコル

・FTP(File Transfer Protocol)
・HTTP(Hypertext Transfer Protocol)
・SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)
・TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)

などがあります。
もちろんこれらのプロトコルは、テキストベースの通信も扱うことができます。

Telnetまとめ

Telnetは、ネットワーク上で他のコンピュータにリモートアクセスし、テキストベースの通信を行うためのプロトコルです。ポート番号23番を使用し、簡単にセットアップできる一方で、通信内容が暗号化されずに送信されるためセキュリティ上のリスクがあります。SSHなどのセキュアな代替手段が推奨される中、古いシステムや特定の状況下で利用されることがあります。

キーワード:リモートアクセス、テキストベース、23番ポート、セットアップ簡単、暗号化されず

おわりに

Finish

これで今日は終わります。だいぶ、Telnetについて理解が深まったのではないでしょうか?今回は、SSHと比較したりして、「Telnetちゃん」のマイナス面を多くピックアップしてしまいました。しかし、彼女にもいいところはあるので、それが気に入ったらSSHではなくTelnetちゃんを選んであげてください。では、今日はここで終わります。ありがとうございました!では、さらばじゃ!

p.s.最近、ロマンス詐欺が流行っているらしいので、しっかりと客観的に判断してリスクがないことを確認してからTelnetちゃんには手を出してください。

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