【超わかる!】GET送信とPOST送信の違いは?【新感覚Study】

GET/POSTの違いは?

はじめに

ウェブ開発において、データのやり取りは避けて通れない重要な要素です。その中でも、「GET送信」と「POST送信」は、特に頻繁に使われる基本的な手法です。しかし、これらの用語を聞いただけでは、具体的に何が違うのか、どのように使い分けるべきなのか、イメージがつかない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、GET送信とPOST送信の基本から応用まで、初心者にもわかりやすく丁寧に解説します。これを読むことで、あなたもウェブ開発の基礎をしっかりと理解し、実践に活かせるようになるでしょう。さあ、一緒にGET送信とPOST送信の世界に足を踏み入れてみましょう!

【ここで扱う疑問】

  1. GET送信ってなに?
  2. POST送信ってなに?
  3. GET送信の使用例は?
  4. POST送信の使用例は?
  5. GETとPOSTの使い分けは?
  6. セキュリティとパフォーマンスの観点からは?

GET送信ってなに?

クエスチョン

GET送信は、ウェブブラウザがサーバーからデータを取得するためのリクエスト方法です。URLの末尾にクエリ文字列を追加することで、サーバーにデータを要求します。以下に、GET送信の主要な特徴を示します。

  • URLにパラメータが含まれる:GETリクエストのパラメータは、URLの後に「?」で始まるクエリ文字列として付加されます。例:https://example.com/search?query=keyword
  • ブックマーク可能:クエリ文字列がURLに含まれているため、特定の状態をブックマークして後で再アクセスすることができます。
  • キャッシュされる:多くのブラウザやサーバーはGETリクエストの結果をキャッシュするため、同じリクエストが高速に処理されます。
  • データ量に制限があるURLの長さには制限があるため、大量のデータを送信する場合には不向きです。

POST送信ってなに?

クエスチョン

POST送信は、データをサーバーに送信して処理するためのリクエスト方法です。フォームデータやファイルを送信する際によく使用されます。POST送信の主要な特徴は以下の通りです。

  • データが本文に含まれる:POSTリクエストのデータはHTTPリクエストの本文に含まれるため、URLには表示されません。
  • ブックマーク不可:リクエストデータがURLに含まれないため、特定の状態をブックマークすることはできません。
  • キャッシュされない:POSTリクエストは通常キャッシュされないため、毎回サーバーに新しいリクエストを送信します。
  • データ量に制限がない:GETに比べて大容量のデータを送信することができます。

GETとPOSTの違いを表で確認!

クエスチョン

GET送信とPOST送信の主な違いを、以下の表で比較してみましょう。

特徴GET送信POST送信
パラメータの位置URLに含まれるリクエスト本文に含まれる
ブックマーク可能不可
キャッシュされるされない
データ量URLの長さ制限がある制限なし
セキュリティパラメータがURLに表示されるため低いパラメータが本文に含まれるため高い

GET送信の使用例は?

クエスチョン

ここでは、GET送信の具体例を見てみましょう。

1. 検索エンジンでの利用

最も一般的なGET送信の使用例は、検索エンジンです。ユーザーが検索ボックスにキーワードを入力し、検索ボタンをクリックすると、検索エンジンはそのキーワードをGETリクエストとして送信します。例えば、Googleで「Python」と検索する場合、以下のようなURLが生成されます。

“https://www.google.com/search?q=Python”

このURLには、「q=Python」というクエリパラメータが含まれており、これがGETリクエストとしてサーバーに送信されます。

2. ブログ記事のフィルタリング

もう一つの例として、ブログサイトでのカテゴリ別記事フィルタリングがあります。ユーザーが特定のカテゴリを選択すると、そのカテゴリに該当する記事を表示するためにGETリクエストが使用されます。例えば、以下のようなURLが生成されます。

“https://example.com/blog?category=technology”

このURLには、「category=technology」というクエリパラメータが含まれており、サーバーは「technology」カテゴリの記事を返します。

POST送信の使用例は?

クエスチョン

では次は、POST送信の具体例を見てみましょう。

1. ユーザー登録フォーム

POST送信の最も一般的な例は、ユーザー登録フォームです。ユーザーが名前やメールアドレス、パスワードなどの情報を入力し、登録ボタンをクリックすると、そのデータがPOSTリクエストとしてサーバーに送信されます。送信されたデータは、サーバー側で処理され、新しいユーザーアカウントが作成されます。

2. ファイルのアップロード

ファイルのアップロードもPOST送信の典型的な例です。ユーザーがファイルを選択し、アップロードボタンをクリックすると、そのファイルデータがPOSTリクエストとしてサーバーに送信されます。サーバーは受け取ったファイルを保存し、必要に応じて処理を行います。

GETとPOSTの使い分けは?

クエスチョン

GET送信とPOST送信は、それぞれ異なる用途に適しています。以下のガイドラインに従って使い分けると良いでしょう。

GET送信を使うべき場合

  • データの取得:データを取得するためのリクエスト(例:検索クエリ、フィルタリング)
  • ブックマークや共有:特定の状態をブックマークしたり共有したりする必要がある場合
  • キャッシュが有効:リクエスト結果をキャッシュして高速化したい場合

POST送信を使うべき場合

  • データの送信:データをサーバーに送信して処理する必要がある場合(例:フォームの送信、ファイルのアップロード)
  • データの機密性:送信するデータが機密情報を含む場合(例:パスワード、個人情報)
  • 大容量データ:送信するデータ量が多い場合

セキュリティとパフォーマンスの観点は?

クエスチョン

GET送信とPOST送信は、それぞれ異なるセキュリティとパフォーマンスの特性を持っています。これらの特性を理解し、適切に使い分けることが重要です。

セキュリティ

GET送信では、クエリパラメータがURLに表示されるため、URLを共有することでパラメータも漏洩する可能性があります。そのため、機密情報を含むデータの送信には適していません。一方、POST送信では、データがリクエスト本文に含まれるため、URLには表示されず、より安全です。ただし、HTTPSを使用していない場合、データは暗号化されないため、中間者攻撃に対しては脆弱です。

パフォーマンス

GET送信は、ブラウザやサーバーによってキャッシュされることが多いため、同じリクエストを何度も送信する場合には高速です。一方、POST送信は通常キャッシュされないため、毎回新しいリクエストがサーバーに送信されます。そのため、頻繁にデータを取得する場合には、GET送信の方が効率的です。

まとめ

GET送信とPOST送信は、ウェブ開発において非常に重要な基本的なリクエスト方法です。それぞれに特徴と適した用途があり、正しく使い分けることが求められます。GET送信は、データの取得やブックマーク、キャッシュが有効な場合に適しており、POST送信は、データの送信や機密情報の処理、大容量データの送信に適しています。

この記事で紹介した内容を参考に、実際の開発でGET送信とPOST送信を適切に使い分け、セキュリティとパフォーマンスを考慮した設計を行ってください。ウェブ開発の基礎をしっかりと理解することで、より効果的なシステムを構築できるようになるでしょう。

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