アバンタイトル
IT分野は範囲がとても広いです。そのため、過去問を解いていると1ページに何個も理解できない単語が出てきます。それを一気に理解しようとするのはとても骨が折れるし、やる気も続きません。
しかし、そんな時は1周まわって1つのことに徹底集中してみるのはどうでしょうか?覚えなきゃいけないことが沢山あると、終わりが見えずモチベーションが続きません。
でも、「今日はこの1つをマスターしよう!」と1つにフォーカスすればゴールが見えて、集中力も続くようになります。また、一点集中型なので理解力も深まり応用も効くようになります。
ということで、当サイトでは1点集中をコンセプトに解説を展開しています。勉強法が定まっていなかったり悩んでいる方は是非、続きをご覧になってみてはいかかでしょうか?
はじめに
今回は、前回に引き続き応用情報の対策としてポート番号をわかりやすくStudyしていきます!
今日、ピックアップするのは、ポート番号80番として知られるHTTP(HyperText Transfer Protocol)です。こちらも、出題頻度の高いポート番号の一つなのでしっかりStudyしてマスターしていきましょう!
【今までの復習】
【ここで取り扱う・解決するSMTPへの疑問点】
p.s.今日の一言は『君の存在は、僕の日常に必要不可欠なクッキーみたいだ』です。具体的な解説は最後でしています。
HTTPってなに?
HTTP(HyperText Transfer Protocol)はウェブブラウジングやウェブページの閲覧に使われるプロトコルで、ウェブサーバーとクライアント(たとえば、ウェブブラウザ)の間で情報をやり取りする際に使われます。
ポート番号は80番を使います。
Q.なんでHTTPが選ばれてるの?
では、なぜウェブサーバーとクライアントの通信にHTTP(80番ポート)が選ばれてるの?
その疑問を、HTTPの優れている特徴と共に紐解いていきましょう!
A.HTTPはシンプル、拡張性、ステートレス…etc.
HTTP(80番ポート)がウェブサーバーとクライアント間で情報やり取りに使われる理由はいくつかあります。その主な特徴と素晴らしい点を以下に示していきます。
- シンプルさと拡張性: HTTPはシンプルなテキストベースのプロトコルであり、理解しやすく、実装しやすいです。また、拡張性が高いため、新しい機能や要件が追加されたときに容易に対応できます。
- プラットフォームの独立性: HTTPはプラットフォームや言語に依存せず、あらゆる種類のシステムで利用できます。これにより、異なる種類のウェブサーバーやクライアントが相互に通信できます。
- ステートレス性: HTTPはステートレスなプロトコルです。つまり、それぞれのリクエストは独立しており、以前のリクエストとの関係性を持ちません。これにより、サーバー側でセッション管理や状態管理をする必要がなくなり、スケーラビリティが向上します。
- 広くサポートされている: HTTPは広くサポートされており、ほぼすべてのウェブブラウザやウェブサーバーがこれを利用しています。これにより、異なるシステム間での相互運用性が確保されます。
これらの特徴により、HTTPはウェブサーバーとクライアント間の情報やり取りに選ばれています。そのシンプルさ、拡張性、ステートレス性などの点が、ウェブを支える基盤として重要な役割を果たしています。
Q.ステートレス?クッキーとかで状態を保持してるじゃん!
先ほどの説明で、「ステートレス」という単語が出ました。でも、我々はこう思います。「ステートレス?え?でも、クッキーとかセッションIDとかで状態を保持してるじゃん!あれはステートフルって言えないの?」。こんな疑問に対して、以下でスッキリしていきましょう!
A.クッキーはクライアントが保持する情報
確かに、セッション管理やクッキーの仕組みは、ステートレスなプロトコルであるHTTPにおいても、ステート(状態)を管理するために使われます。この点について、白黒はっきりさせていきましょう!
HTTPプロトコル自体はステートレスですが、ウェブアプリケーションがより複雑な振る舞いを実現するために、セッション管理やクッキーといった仕組みが利用されます。具体的には以下のような流れです。
- セッション管理: セッション管理では、クライアントとサーバーの間で一意のセッションIDが生成されます。このセッションIDを使用して、サーバーは特定のセッションに関連付けられた情報を保存し、クライアントとの対話を追跡します。これにより、一連のリクエスト間で状態を保持することができます。
- クッキー: クッキーは、クライアント側に保存される小さなデータの断片で、通常はセッションIDやユーザーの設定などが含まれます。サーバーは、クッキーを使用してクライアントの状態を識別し、セッションIDなどの情報を受け取ることができます。
これらの仕組みにより、HTTPプロトコルがステートレスであるにも関わらず、ウェブアプリケーションはユーザーのセッション状態を追跡し、ユーザーごとに個別の状態を保持することが可能となります。そのため、ウェブアプリケーションは一見ステートフルに見えますが、実際にはHTTPプロトコル自体はステートレスであるという点を理解する必要があります。
Q. たまに403エラーとかってあるけど、あれって何?
Webブラウザなどを利用していると、たまに404 Not Foundなどと表示されることがありますよね?あれっていったい何を表しているんでしょうか?また、404以外にも200や403、500などもあります。それらはいったい何なのか?何を意味しているのか?それを以下で見ていきましょう!
A.HTTPステータスコード!
結論からお伝えします。Webブラウザで表示される数字のことを「HTTPステータスコード」と言います。
HTTPステータスコードは、ウェブサーバーがクライアントに対して返す数字のコードです。このコードは、サーバーがリクエストを受け取り、処理した結果をクライアントに伝えるために使用されます。ステータスコードは、リクエストが成功したかどうか、エラーが発生したかどうか、リダイレクトが発生したかどうかなどを示します。例えば、200は成功を示し、404はリクエストされたリソースが見つからないことを示します。
【ステータスコード5選】
- 200 OK:
リクエストが成功したことを示します。サーバーからの応答が成功し、要求された情報が正常に返されたことを示します。 - 404 Not Found:
リクエストされたリソースが見つからないことを示します。クライアントがリクエストしたページやファイルが存在しない場合に返されます。 - 403 Forbidden:
リクエストされたアクションが許可されていないことを示します。セキュリティ上の制限などが原因で、リソースへのアクセスが拒否された場合に返されます。(Forbiden:禁止) - 500 Internal Server Error:
サーバー側で何らかの問題が発生したことを示します。サーバーがリクエストを処理できない場合や、サーバーの設定ミスなどが原因で発生します。 - 302 Found (または、301 Moved Permanently):
リクエストされたリソースが一時的に別の場所に移動していることを示します。クライアントは新しい場所にリダイレクトされます。302は一時的なリダイレクトを意味し、301は永続的なリダイレクトを意味します。
HTTPまとめ
HTTP(HyperText Transfer Protocol)は、ウェブブラウジングやウェブ開発において重要な役割を果たすプロトコルです。HTTPはステートレスな通信を行い、クライアントとサーバー間で情報をやり取りします。通常、クライアントがウェブページを要求すると、サーバーはHTTPステータスコードを返して、リクエストの結果を示します。よく見られるステータスコードには、200(成功)、404(Not Found)、403(Forbidden)、500(Internal Server Error)などがあります。HTTPの特徴として、シンプルさ、拡張性、プラットフォームの独立性、ステートレス性などが挙げられます。また、セッション管理やクッキーなどの仕組みを使用することで、HTTP通信においてもステートフルな振る舞いを実現することができます。
おわりに
本日はここまでです。今日は、HTTP(ポート80番)をStudy&マスターしてきました!疑問を持ち、それを一つずつ紐解いていくことで、いつの間にか多くの知識が身についていたんです。気が付きましたか?たった、数分であなたは知識を爆発的に増やしました!
これからも、今日みたいにヌルっと気づいたら知識が増えてた!みたいなStudyを一緒にしていきましょう!
本日はここで、終わります。ありがとうございました。またお会いしましょう!では、さらばじゃ!
『君の存在は、僕の日常に必要不可欠なクッキーみたいだ。』
解説:
このフレーズは、ウェブブラウジングにおける「クッキー」の概念を恋愛に例えています。ウェブサイトは、ユーザーの設定やログイン情報などを記憶するためにクッキーを使用します。これにより、ユーザーがサイトを訪れるたびに、よりパーソナライズされた体験を提供できます。
「君の存在は、僕の日常に必要不可欠なクッキーみたいだ。」というフレーズでは、相手の人が話し手の日常生活にとって非常に重要であり、その人がいることで日々がより豊かで快適になるという意味を込めています。クッキーがウェブサイトの利便性を高めるように、相手の人がいることで話し手の人生がより良いものになるという比喩です。このようにITの専門用語を使って、相手への深い愛情や必要性を表現しているのですね。また、このフレーズはITに詳しい人には特に面白く感じられるでしょう。