アバンタイトル
IT分野は範囲がとても広いです。そのため、過去問を解いていると1ページに何個も理解できない単語が出てきます。それを一気に理解しようとするのはとても骨が折れるし、やる気も続きません。
しかし、そんな時は1周まわって1つのことに徹底集中してみるのはどうでしょうか?覚えなきゃいけないことが沢山あると、終わりが見えずモチベーションが続きません。
でも、「今日はこの1つをマスターしよう!」と1つにフォーカスすればゴールが見えて、集中力も続くようになります。また、一点集中型なので理解力も深まり応用も効くようになります。
ということで、当サイトでは1点集中をコンセプトに解説を展開しています。勉強法が定まっていなかったり悩んでいる方は是非、続きをご覧になってみてはいかかでしょうか?
はじめに
今回も中二病心を刺激するワードを取り扱います。それがダイヤルアップ接続です。
今回学ぶこのフレーズに対しては、「難しそー」とか「役に立つの?」といった思考は一旦おいといて「ただかっこいいから知りたい!」というシンプルな思考でStudyしていってほしいです。
そのためにこの記事では、初心者にも超分かりやすく解説していきます。ただの試験対策、ただの退屈な勉強、という感覚ではなく、「人前でこのフレーズを連呼してる自分を想像したら胸がわくわくする」みたいな、そういう軽い気持ちを主としてStudyしていきましょう(笑)!
また、この記事はIT経験者でなくても、だれでも読み進められる構成になっているので、最後まで楽に進めます。そして、読み終わった頃には、「あれ?知らぬ間に理解が深まっているぞ」ということに気づくでしょう。それでは、一緒に学んでいきましょう!そして、「勉強しなきゃ!」という義務感ではなく「かっこいいから知りたい!」という単純な理由で楽しみながらStudyしていきましょう!
【ここで扱う疑問】
などの、ダイヤルアップ接続に纏わる様々な疑問を解消していきます!
ダイヤルアップ接続の大枠を教えて! 1/8
ダイヤルアップ接続(Dial-up Connection)は、昔のインターネット接続方法で、電話線を使ってインターネットに繋ぐ方法です。電話機の音を使って、モデムという機械を通じてインターネットサービスプロバイダ(ISP)に接続します。この方法は、今の光ファイバーやWi-Fiと比べてかなり遅いです。
- 電話線:普通の電話をかけるのと同じ線を使います。
- モデム(Modulator-Demodulator):
- 電話線を通じてインターネットに接続するための機械。
- モデムは、デジタル信号(コンピュータのデータ)をアナログ信号(電話回線を通る音声信号)に変換し、その逆も行います。
- 具体的には、コンピュータからのデータを電話回線で送信するために、デジタル信号をアナログ信号に変換(変調)し、受信時にはアナログ信号をデジタル信号に戻します(復調)。
- 速度と帯域幅:
- ダイヤルアップ接続の速度は最大で56 kbps(キロビット毎秒)です。これは、現在のブロードバンド接続(数百Mbps以上)と比較して非常に遅いです。
- 通信中は電話回線が占有されるため、同時に電話をかけたり受けたりすることができません。
- プロトコル:
- ダイヤルアップ接続では、PPP(Point-to-Point Protocol)というプロトコルが一般的に使用されます。PPPは、インターネットプロトコル(IP)を通じてデータを送信するための手段を提供します。
具体的な接続手順は? 2/8
- 毎回の接続:
- ユーザーがインターネットに接続するたびに、ISPに電話をかけて接続を確立する必要があります。これは、電話をかけると同時に接続ソフトウェアがISPのモデムに接続し、認証プロセスを行うためです。
- 接続の確立:
- 電話をかけるだけでなく、モデムがISPのモデムと接続し、ユーザー名とパスワードを使用して認証を行います。このプロセスが成功すると、インターネットへの接続が確立されます。
- 接続の維持:
- ダイヤルアップ接続中は、インターネットに接続している間、電話回線が占有されます。インターネットを使い終わったら、切断して電話回線を解放する必要があります。
このように、ダイヤルアップ接続は速度が遅いだけでなく、接続までにいちち電話しなきゃいけないので、手間もかかります。
ダイヤルアップ接続のメリットは? 3/8
- 広範な利用可能性:
- 電話回線さえあれば、どこでも利用可能です。特にインターネットインフラが整備されていない地域でも利用できます。
- 低コスト:
- 初期導入費用が比較的安価です。特別な設備やインフラが必要ないため、コストを抑えられます。
- 簡単なセットアップ:
- 特別な技術知識がなくても、電話線とモデムがあれば簡単にセットアップできます。
- 信頼性:
- 電話回線の信頼性が高い地域では、比較的安定した接続が可能です。
ダイヤルアップ接続のデメリットは? 4/8
- 低速:
- 最大速度が56 kbpsであり、現代のブロードバンド接続と比較して非常に遅いです。特に動画ストリーミングや大容量データの転送には不向きです。
- 接続の手間:
- インターネットに接続するたびにISPに電話をかけ、ユーザー認証を行い、接続を確立する必要があります。これには時間と手間がかかります。
- 電話回線の占有:
- 接続中は電話回線が占有されるため、同時に通話をすることができません。インターネットを使用中は電話が使えないという不便があります。
- 不安定な接続:
- 長時間の接続が不安定になることがあり、しばしば再接続が必要になることがあります。
- 追加の通信費用:
- 長時間の接続が必要な場合、電話料金が高額になる可能性があります。特に従量制の電話料金プランを利用している場合には注意が必要です。
ダイヤルアップ接続の代替品は? 5/8
ダイヤルアップ接続は現在ほとんど使われていません。今は、一般的にはより高速で信頼性の高い接続方法が普及しています。それを紹介します。
- DSL(Digital Subscriber Line):
- 電話回線を使いますが、音声通話とデータ通信を同時に行えるため、ダイヤルアップの欠点を克服しています。
- 一般的な速度は数Mbpsから数十Mbps。
- ケーブルインターネット:
- テレビの同軸ケーブルを使用します。非常に高速で、数百Mbpsの速度を提供することができます。
- 光ファイバー(FTTH: Fiber to the Home):
- 光ファイバーを使った接続で、最も高速かつ信頼性の高いインターネット接続方法です。
- 一般的な速度は数百Mbpsから1Gbps以上。
- モバイルインターネット(4G/LTE, 5G):
- 携帯電話のネットワークを利用したインターネット接続。
- 4Gでは数十Mbpsから数百Mbps、5Gでは数百Mbpsから数Gbpsの速度が期待されます。
- 固定無線アクセス(FWA: Fixed Wireless Access):
- 無線技術を利用して固定地点間で高速インターネット接続を提供します。
- 主に郊外や地方でのインターネット普及に役立っています。
- 衛星インターネット:
- 衛星通信を使ってインターネットに接続します。
- 遠隔地や海上など、地上のインフラが整っていない地域で利用されます。
- 新しい技術として、SpaceXのStarlinkなどがあります。
これらの代替品により、現代のインターネット利用は格段に快適になっています。
まとめ 6/8
要するに…
ダイヤルアップ接続とは、電話回線を使ってインターネットに接続する方法です。この方法は、誰もが電話回線を持っているため、広く利用可能でしたが、接続するためにISPに電話をかけてユーザー認証を行う手間がありました。また、接続速度が非常に遅いため、あまり使い勝手は良くありませんでした。
現在では、DSL、ケーブルインターネット、光ファイバー、モバイルインターネット(4G/5G)などのより高速で便利な接続方法が普及しています。
おまけ:用語解説 7/8
PPPってなに? 7/8-(1/2)
PPP(Point-to-Point Protocol)とは、2つのポイント間でデータを送受信するための通信プロトコルです。主にダイヤルアップ接続や直接接続で使用され、データの転送、認証、エラーチェックなどを行います。IPアドレスの設定や接続の管理もサポートしています。
ブロードバンドってなに? 7/8-(2/2)
ブロードバンドは、高速で大容量のデータ通信が可能なインターネット接続のことです。一般的には、DSL、ケーブル、光ファイバーなどの技術を使って提供され、動画ストリーミングや大容量ファイルのダウンロードなどに適しています。
p.s.覚えやすくていいですよね?というか、そもそも覚える必要すらないですね(笑)。だって字義どおりなんだから(笑)
おわりに 8/8
本日はここまでです。今日はダイヤルアップ接続をStudy&マスターしてきました!ただカッコいいからという理由だけの方が、意外と集中して向き合うことができたのではないでしょうか?
そうなんです!「勉強しなきゃ!知識つけなきゃ!」のように勉強を義務にしてしまうと長く続きません。だからこそ、私たちは楽しんで知識を身に着けていきましょう!そんなことをやってるうちに気づいたらスペシャリストになっているかもしれませんよ!
これからも、今日みたいに「the勉強するぞ!」という意気込みではなく、ヌルっと気づいたら知識が増えてた!みたいな軽い感覚でStudyを一緒にしていきましょう!
本日はここで、終わります。ありがとうございました。またお会いしましょう!では、さらばじゃ!
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